2012年9月1日土曜日

語学学校 パリ・カトリック学院(大学付属語学学校)編

パリ・カトリック学院の大学付属語学学校に入学する際のメモです。代理店は通さずに自分達で手配しました。ただし今回のケースはあくまでパリ・カトリック学院の大学付属の語学学校にワーキングホリデービザで入学する場合です。それ以外のケースについてはわかりませんので、代理店などプロにお任せするか、大学側へ問い合わせをされて下さい。
以下のサイトから登録できます。

パリ・カトリック大学

クレジットカードで支払いを済ませ、学校から指定された日に証明写真、最終学歴証明書(英語)、パスポート、本登録、支払い用クレジットカードなどを用意して学校へ行きました。しかし最終学歴証明書は不要でした。学生ビザではなくワーキングホリデービザであったからだと思います。大学側が危惧しているのは不法滞在者ではないか、学生ビザなのに最低受講時間が満たされていないか、だと思います。ワーキングホリデービザであれば期限内であれば合法的に滞在できるので、そのあたりの書類のチェックは学生ビザに比べて甘かったのだと思います。ソルボンヌ大学の大学院に入ろうとしていたコロンビア人は本国から戸籍抄本を取り寄せなければいけない、、、と面倒がっていました。

品質

講師陣は皆、個性があって楽しく授業を受けられました。ただ、カヴィラムやシエルのように週単位でクラスを変更する事はできません。最初の1週間くらいでレベルが合わないので変えたい旨を先生に交渉すると変更できる場合があります。これは私立の語学学校ではなくセメスター制からだと思います。1ヶ月単位の講座は取得していませんので、このあたりは分かりません。時間が経てば経つ程変更は難しくなっていきます。私達が受講した時は文明講座と呼ばれる講座がどれも満席で選べなかったのが不満でした。なので語学レベルが高い方が選択肢が増えてよいと思います。最初にテストを受けて入学時点のレベルを判断されます。このレベルを元に文明講座を選びます。映画、美術史、哲学、フランス料理、フランスのテレビ、など様々な講座があります。

費用

セメスター制(約4~5ヶ月。日本でいう前期、後期)を選べば私立の語学学校より費用は押さえられます。1ヶ月ごとの場合は他とあまり変わらないです。ただ、パリの物価は高く誘惑も多いので、費用を抑えて勉強に集中したい場合は絶対に地方がいいと思います。

環境

大学は6区のサンジェルマンデプレ地区にあり、非常にアクセスも良く、近くにおいしいパン屋、雰囲気の良いカフェがあります。大学の学食は規模の割りには狭いです。図書館は静かで勉強に集中できますが有料です。個人的な意見としては申し込む必要はありません。申し込んだ後で後悔しました。家で勉強すればいいですし、授業料を払っているのになぜ図書館代が別なのでしょうか。入学した後でも購入する事ができますので、必要な場合は後で実際の図書館を見た上で決めればいいと思います。また、パリには公共の図書館があり、そのような環境でも勉強は出来ます。私は音読の勉強が重要だと思っているのですが、大学の図書館には「シーおじさん」(私が勝手につけたあだ名です)がおり、静かにしないと「シーおじさん」に注意されます。ですので、自分でやりたい勉強が図書館では出来ませんから、必要はありませんでした。

まとめ

パリの良いところはアルバイトやエシャンジュ相手(日本語を学びたいフランス人)が地方都市より見つけやすい事だと思います。今、最初からやり直せるとしたら最初の3ヶ月を集中講座で詰め込み、以降はセメスター制で1週間の単位を減らした講座を受講し、家で勉強、エシャンジュに出かける方法が私には一番効率的な方法だと思いました。毎日学校に通う事によって話せるようになるわけではなく、日々の自習、下積みが大事だと思います。日本語を学びたいフランス人ではなく、普通のフランス人の友人、恋人が出来れば更に上達は早いと思います。

おまけ

ご自身でパリ・カトリック学院を申し込まれるのであれば、以下の記事を参考にして下さい。ただし代理店を通さないので、自己責任でお願いします。

フランスの留学 エージェント・代理店を利用せずにパリ・カトリック学院の申し込みを自分で手配してみる

ヴェリブ 1年パス

ベリブの1年有効パスの購入方法について説明します。

手順

1.インターネットで1年パスを購入します。

ベリブ

2.Vélib' Classique(29ユーロ) か Vélib' Passion(39ユーロ)を選択。私は返却ステーションが見つからずに焦るのが嫌なので45分無料のパッションにしました。また、Carte Vélibを選ぶと郵送。Vélib' Expressを選ぶとカードを自分で取りにいけるので、私はVélib' Expressにしました。パリの郵便事情は酷い、という噂を聞いて怖かったので、少しでも確実な方法を選びました。Passe NavigoについてはNavigoを持っていないのでやり方は分かりません。

3.クレジットカードで購入手続きを進めます。また暗証番号の設定もあります。後のアクティベーションで使います。

4.購入後にIDと暗証番号(16桁)がメールで届きます。(注意;Vélib' Expressを選んだ場合についてです)

5.最寄りの市役所か観光案内所でVélibのカードをもらいます。このカードは後で機械で登録するので、空のカードです。

6.ボルヌと呼ばれるヴェリブのステーションの機械で登録(アクティベーション)します。

7.機械にカードをかざします

8.暗証番号(4桁)を入力します。

9.IDと暗証番号(16桁)を入力します。(4)でメールで届いているものです。

10.これで準備は完了です。各自転車の横についてある機械にかざして自転車を引き抜きます。

この後に2回カードを紛失し、1回は電話でカードを止めて再発行。2回目はインターネット経由で再発行をしました。別の記事でこの手順については記載しようと思います。

BREST(ブレスト)からPARIS(パリ)への引越

ブレストの学校での語学学校、ホームステイを終え、BRESTからPARISへ引越をした際のメモです。

移動手段の検討

最初は電車、飛行機を考えましたが、前回VICHYからBRESTへ引越した際に手持ちの自転車の輸送が大変で死にそうだった事、妻の荷物が沢山あった事、もしかしたらネットで契約した物件が存在せず、荷物を郵送しても受け取れない可能性がある事、等々の様々なリスクを考えて持ってる荷物を全部詰めてレンタカーで一気に運ぶという手段にしました。私と妻は別々のステイ先だったので、車であれば落ち合うのも楽だろうと考えました。なんせ5キロ以上離れていましたから。

パリの郊外までは余裕。でした。

BRESTで何回かレンタカーを借りて練習していたので、左ハンドル、右側走行、マニュアルには慣れているつもりでした。高速道路も難しくありません。BRESTからPARISまでは約600キロ。上手くいけば休憩込みで6時間で着くだろうと楽観視していましたが、これが後に大変な事になります。

もうパリでは絶対に車を運転しないと心に決めました

郊外あたりから少しずつ混んできました。大家さんには電話で17時くらいに着きそうだ、と話をしていたのですが、パリの郊外からアパートまで2時間かかりました。ちょうど夕方にさしかかっていた事と、事故が発生していた事が重なり、環状線が大渋滞していたのでした。また、Nationのロングポワンは沢山の道があり、どの道に入ればいいか分からず、何周も同じところを周りました。更にアパートを見つけた後の地獄の縦列駐車。なんとか大家さんも実在している事が分かりホッとしたものの、あまりの縦列駐車の難しさ、駐車場スペースの無さに絶望しました。とりあえず地下のコインパーキングに駐車し、大家さんと契約、その後に車を近くまで移動させて縦列駐車(大家さんがブツからないよう外からスペースを見てくれました)、アパートまで荷物を運んで引越。最後に車をGare de Lyon近くのHertzに返却しました。朝10時に出発して19時にアパート着。引越、食事の後、車を返却したのは22時過ぎでした。しかも延長料金を払うハメになり、トホホでした。もう二度とパリでの運転は御免です。もし使うなら一度郊外まで電車で出てから借ります。返却する時も同じ、郊外で返却します。それくらい嫌です(笑)


自転車があったので、本当にパンパンでした。

2012年8月13日月曜日

パリで長期滞在用の物件を探す為の一時住まい

パリの不動産探しは本当に難しい

日本人だけでなく、パリに留学している他国の学生、パリジャンですら物件探しは難航します。日本人留学生にとっては言葉がままならないのでなおさらです。私達も語学力に自信が無い上、BRESTからパリまで何度も往復する余裕もありませんでした。そこでインターネットで部屋探しをしました。今回ご紹介するのはベストな方法ではないと思います。でも、とりあえず今回のようなサイトで一時的な住まいを確保し、パリに滞在しながら不動産屋を巡って契約する、という方法は良いかも知れません。結局、学校が始まるとそれどころではなくなり、一時的な住まいだったはずの住まいに7ヶ月滞在する事になりました(笑)。本来は短期向けですが、1ヶ月にして割引交渉をして契約しました。学生ビザの場合は住居証明書が必要になったりしますので、この方法はあまり役に立たないかも知れません。

礼金不要。保証金のみ

日本人経営の不動産屋では礼金、手数料が発生します。しかし、このようなサイトの良いところは多くが直接取引なので入居時の保証金のみで良いところです。ただし割高である事には変わりありません。ホテルに泊まるよりは安く、ゲストハウスやユースホステルよりはセキュリティと設備も良いです。短期決戦で決めるならユースホステルに泊まって物件探しですが、結婚している身としては妻からクレームが来てしまうので、私達のような夫婦で来ているケースでは悪くはない方法だと思います。とりあえずの住まいを確保したらオブニーでも、不動産屋でも、現地ではないと手に入れられない情報、内見を行い、自分に合った物件を見つける事ができるでしょう。ただし、パリではパーフェクトな物件はない、と思っていた方が良いです。

Centre Paris
http://www.centreparis.com/

Apartment Paris
http://www.apartmentparis.fr/

でも、定番はやっぱりオブニー

オブニーにアナウンスを出す人は大家さんが日本人である事もありますし、日本人に部屋を貸したいフランス人大家さんかも知れません。いずれにしても日本語だけに探しやすいでしょう。ただし、人気サイトゆえ物件の動きは早いです。私も連絡した時には先約がおり借りたい物件を借りれませんでした。

オブニー
http://www.ovninavi.com/accueil

2012年8月4日土曜日

世界ユネスコ遺産と美しい海岸 Camaret-sur-Mer(カマレ=シュル=メール)

ブルターニュ地方の美しい海岸

ブルターニュの海はノルマンディーのエトルタともコートダジュールのニースともコルスの海ともまた違う色です。波が強く海水浴が禁止されているエリアもあるので、サーファー達も好むエリアのようです。最初はブレストからホストファミリーの車で連れていってもらったのでラッキーでしたが、レンタカーがなければ電車ではなくバスの利用になるので、アクセスは少し難易度が高いかも知れません。車さえあれば街中は運転しやすいのでそう難しくはないと思います。あまりに気に入ったので自分たちでレンタカーを借りた際にもう一度訪れたくらいです。ここは本当にオススメの場所です。

ユネスコの世界遺産も有ります

港にはヴォーバンという方が指揮をとって建設したものがあり、世界遺産に登録されています。美術館にもなっているので、ここを見学して海をゆっくり眺める、そんな滞在がオススメです。ここに向かう途中にも沢山の美しい海岸があり、何度も車を止めて眺めたものです。

波に注意

ただし、一点注意点があります。それは波が強い事です。この海で溺れて死亡する事故が発生しているようです。遊泳禁止の場所もありますので、標識をよく読んでビーチを楽しんで下さい。

2012年7月8日日曜日

フランス国内で自転車を運ぶ

フランスで念願のロードバイクを手にいれるも、、、。

フランスオーベルニュ地方ヴィシーのホストファミリーのおかげで中古のロードバイクを手に入れた私はブレストへの引越で頭を悩ます事になる。そもそもヴィシーからブレストへは直接行かず、ラシオタという所で短い休暇を取り、その後トゥーロンから空路でブレストへ向かう事が決まっていた。つまり自転車を運ばなければならない。これは本当に大変でした。後にブレストからパリの引越はこれに懲りてレンタカーで引越、自転車を運ぶ事にしました。

最初の難関、TERとTGV

フランスは日本と違って自転車大国なので、電車でも自転車専用の場所があったりして輸送は大丈夫だろうと思っていました。ところがバカンスシーズンで列車は遅れて車内はカオス状態。途中で乗り換えた時には自転車を縦にして狭い通路に立っていました。スーツケース1個と大きなスポーツバックも持っており、本当に地獄でした。

ラシオタのホテルも遠かった。。。

そもそも最初はコルシカ島に行く予定でした。しかし『車がないと意味がない』、くらいにホストファミリーが言うし、この時期(7月)は混雑、渋滞が酷くて車を運転するのは嫌でした。車がなくても楽しめるところはどこか、と聞くと返ってきた答えがラシオタでした。マルセイユほど有名ではありませんが、海に面したとても美しい街です。さて、電車が遅れて到着すると既にバスは終電。夕方でしたが運悪く、日曜日。自転車もあるし、タクシー来ないし捕まらないし、値段が高くなるから歩いて、、、これが間違いでした。重いスーツケースを転がして約1時間、やっとの思いでホテルに着きました。しかも自転車は駅に鍵をつけて次の日に取りにいきました。とても歩けません。

最後の難関、飛行機で自転車を運ぶ

ラシオタからトゥーロン・イエール空港まで、まずはホテルからバス停でSNCF駅まで。さっそくバスが遅れて列車と接続できず一時間待ち、そしてやっと乗った電車もトラブルで停車。やっとトゥーロンに着くと速攻でタクシーを捕まえて空港まで。最初自転車が入りきらず、『2台で行こう』くらいに提案されるも、無駄なお金は払いたくないので無理矢理押し込み、空港へ。荷物分のチップを渡しても2台よりは安い。そして荷物検査も済ませなんとかギリギリ飛行機に乗れました。ちなみに自転車の輸送量は国内だからか、20ユーロくらいでした。はっきりいってコリッシモの定形外料金(国内)より安いです。

2012年7月1日日曜日

VICHY(ヴィシー)からBREST(ブレスト)へ引越

あっと言う間に3ヶ月が過ぎた

VICHY、カヴィラムでの学校生活はあっという間でした。夫婦別々のホームスティ、お互い初めての海外留学。そんなしみじみした気分になる前にBRESTの引越と学校が始まるまでのつかの間のバカンスをLa ciotat(ラシオタ)で過ごす予定だったので、次の学校の契約やら、次のホストファミリーとのメールやら、荷物の発送やら、ホテルの予約やらで非常にバタバタしていました。

コリッシモを5箱送る

私は本が増え、自転車を買い、妻は衣類が増え、とてもスーツケースでは納まりません。事前にそれぞれお世話になるホストファミリーの家にコリッシモで5箱送りました。私は自転車があって、La posteに荷物を預ける事に抵抗があった為、自転車を持って移動する事にしました。

経路

Vichy(ヴィシー)からMarseille(マルセイユ)へ、マルセイユから乗り換えてLa ciotat(ラシオタ)へ。アパートメントホテルを借りて、日帰りでIle de Porquerolles(イルドポックロール)へ行き、Toulon(トゥーロン)へ移動して飛行機でBREST(ブレスト)というルートでした。
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