海外旅行の醍醐味といえば
パリで日本人に遭わない、というのは難しい話ですが、海外旅行の気分に浸る一つの要素として日本人が少ない、というのも大事な要素の一つになると思います。最近ではブログやWEBサイトも充実してきて、結構な秘境に行っても日本人に遭遇する事があります。一番面白かったのはアーモイタリアさんのブログを参考にイタリア、ナポリを旅行したのですが、紹介されていたお店は完全に日本人対応化していて、メニューも日本語があったり、アーモイタリアのWEBページのコピーもあって、ちょっとヒきました。しかもフランスのガイドブックに載っていたお店の方が安くて美味しかった。残念極まりない。
地○の歩き方を読まない
正確には高くて買えない(笑)です。ダイヤモンド・ビッグ社さん、ごめんなさい。なんとパリのジュンク堂で地球の歩き方を買うと日本の約2倍の値段になります。なので勉強も兼ねて(しかたなく)フランス語のガイドブックを買います。ロンリープラネットでも面白いかも知れませんね。
日本のガイドブックとフランスのガイドブックの違い
皆様コルス(コルシカ)島をご存知でしょうか。あのナポレオン・ボナパルトが生まれ、流刑された島です。フランス人の9割くらいが大好きなんじゃないかと思うくらいの屈指の観光エリアです。しかし、日本のガイドブックでコルシカ島を調べると南仏コートダジュール編で見開きたったの2ページ(笑)。しかもPietra(ピエトラ)というコルスの地ビールを紹介していたり、観光情報か?と思える内容の薄さ。それもそのはず。日本から行くと直行便はないですし、帰りの飛行機が飛ばない(風の影響)なんて事もあるそうですから、ツアーにも組み込みづらいのでしょう。フランスのガイドブックでは1冊のガイドブックになっているくらい、見所満載で本当に素晴らしい場所なんです。次にもしフランスに行ける機会が出来たら、パリをスルーして真っ先にコルス(コルシカ)島に行きます。
イタリアのナポリで、、、
イタリアのナポリに滞在していた時にどうしても『青の洞窟』に行きたい衝動にかられました。よくよく調べてみるとナポリから1つめの船に乗り、カプリ島についたら2つめの船にのって青の洞窟付近へ、最後に青の洞窟をくぐる為の小さな船に乗る、そしてチップ必要。と、ざっと見積もって二人で20,000円以上しそうな運賃、しかも冬は中に入れる確率が低い、と万が一見られなかったら泣きそうです。なので諦めてフランスのガイドブックを読んだ所、、、『あれ?カプリ島って、、、』そう、フランスのガイドブックにはオススメ印すらついていないのです。ケチなフランス人が高いお金を払う訳がありません。同じお金ならコルスのボニファシオやスカンダラのエリアでも洞窟に入って美しい水面を見る事ができます。(しかも洞窟内ではありませんが、別の場所で泳げる権利がついている船もある)。もちろん、パリのエッフェル塔やスペインのサクラダファミリア等、どこの国にも掲載されている観光スポットはあります。でもちょっと視点を変えるだけで、面白い観光スポットに出会ったり、そして日本人に遭う確率が低くなります。
他にもある、こんな面白い内容
たしかAvignon(アビニョン)に旅行に行った際だったと思うのですが、フランスのガイドブックを読むと『割引パス有り、1件目は普通の値段だが、2件目から半額(場所による)』 、と、ここまでは普通です。その後に『だからこの美術館を1番目に入れ、一番安い、その後2件目の美術館へ』と、Avignonの観光協会から怒られそうな内容ですが、こんな旅行者の立場にそった記事が書かれていたりします。
ロンドン旅行中に
食べる事が大好きな私達にとって最大の問題、それは食事。状況によってアパルトマン型のホテルを借りて旅行先で自炊したりもしますし、レストランを利用する事もあります。ロンドン滞在中に最も恐れていたのはイギリスのご飯のマズさ(正確にはコストパフォーマンスの悪さ)。お金を出せば美味しいものが食べられると思いますが、そんなに余裕もありません。フランスのガイドブックには『ロンドンで安くて美味しいレストランに行きたいなら中華街へ行け』と、なるほど。その通り中華街へ行くと正にその通りでした。他のレストランより安くて、しかもおいしかった です。ホテルの朝食も非常に残念なものだったので、ロンドンは食事より観光をメインに考える方がいいかも知れません。
海外のガイドブックだって同じ
語学の勉強の為にフランスで販売されている日本のガイドブックを読んだ時があったのですが、販売されているのは『TOKYO, KYOTO, OSAKA』となってしまいます。外国の方にも北海道や沖縄など、日本人が大好きな観光地にも是非、足をのばしてほしいですよね。また、日本のガイドブックを見ると各都道府県ごとに沢山のガイドブックが溢れています。ですから海外に旅行される時は是非、現地のガイドブックを手に取って自分だけの観光を楽しんで下さい。きっと驚きの発見があると思います。