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2013年6月2日日曜日

生まれて初めて食べたウクライナ流バーベキューのお味

田舎の語学学校だと休日やる事がない

最初はVichy(ヴィシー)という田舎街に居ました。ホストファミリーがどこかへ連れていってくれれば良いけど、そうでない場合は勉強以外にやる事がありません。それはそれでいいのですが、クラスメイトと交流を持つのも楽しみの一つだと思います。


ウクライナ人Aさん(仮名)

クラスメイトにAさんというウクライナ人が居ました。もうおじさんで40後半から50歳くらいだったと思います。彼が『バーベキューをやろう』と言ってきたので、私がコーディネートしたのですが、企画がユル過ぎて仕切るのが本当に大変でした。いつ、どこで、何をして、いくらくらい、とか全然決まっていないので、集合時間を決めて、前日の買い出しも一緒に行って、費用も割り勘した目安をみんなに連絡したのですが、、、なんと2時間遅刻。さすが海外。仕方ない。時間感覚が異なるのだ。幸いクラスメイトは皆親切で、2時間の間、楽しそうに歓談していてくれました。本当に有り難い。


肝心のウクライナ流バーベキューとは

2時間待たせたが、仕込みはしっかりやってきていて味付けも終わっていた。さすが本職内装デザイナーだ。そしてここからがビックリした。ウクライナでは、というか彼独特の方法なのかも知れないが、彼はおもむろに地面を掘り始めた。で、最終形がコレ。



え?網とかないの?

写真をご覧頂ければご理解頂けると思うのですが、これ、地面を掘って、よくわからない金属バーでベースを作り、串を焼くのである。凄い原始的。ウクライナではこのスタイルだ、と言い張っていたのですが、どうなんでしょう。何はともあれ味はメチャクチャ美味しかった。本当に貴重な経験をしました。

2013年5月28日火曜日

ペイバスク地方のフォントデザイン

パリ市内でも見つける事ができる独特なフォントデザイン

ペイバスク地方で見られる独特のフォント。これが昔から使われていたのかと思うとワクワクします。文字のボティはコロっとしていて、セリフ部分は飾りがあったりします。パリ市内でもこのフォントを使っているお店があれば、それはほぼ確実にペイバスク地方に関連しています。レストランだけでなく、チョコレートなども有名なので、パリ市内でもペイバスク地方のチョコレートを楽しむ事ができます。街中の看板デザインも見ながらペイバスクの香りを探してみるのも楽しいですよ。

2013年5月23日木曜日

Corse(コルス/コルシカ)島で最も難易度の高いPiana(ピアナ)周辺の運転事情

念願のコルス

9月にBrest(ブレスト)からパリに引越し、2〜3日滞在して家の準備を整えた後、憧れのCorse(コルス/コルシカ)島へ向かいました。Ajaccio(アジャクシオ)からレンタカーを借りてSagone(サゴーヌ)という所を拠点に数日滞在し、その後Bonifacio(ボニファシオ)、カップコルス西側のFarinole(ファリノール)と拠点を変えて中心部都市を除いて島内をほぼ一周しました。今回はSagone(サゴーヌ)から向かったPiana(ピアナ)周辺の運転についてです。


事前に分かってはいたけど、、、

ガイドブックに『Pianaの交通渋滞は地獄』と書いてありました(笑)。覚悟を持っていったもののこのザマです。

ぬ、ぬおおおおっっ!!!もうスレスレ

こんな状況が暫く続きます。あまりに渋滞が凄いので、何人かは車から降りて綺麗な景色を眺め、写真をとりはじめます。さすがフランス人。この後、観光バスと何台もすれ違いましたが、カーブが多い難所なので対向車とブツかりそうになり、ゆっくり運転、そして渋滞、というような図式です。このコルスの運転経験から、フランス中のどこの街でも運転できるようになりました。(でもパリとマルセイユは例外)何度もストップ&ゴーを繰り返すので、MT車にも余裕で慣れます。山道や悪路も多いのでAT車の方が運転しずらいです。ちなみにここは断崖絶壁で日本のようにガードレールがキチンと整備されていないので、もし事故で落ちたら確実に大ケガをするか死にます。


コルスを運転する ポイント1

カーブが続く山道ではカーブを曲がる前に必ずクラクションを鳴らしましょう。これは日本でも同じですね。対向車が真ん中の線をオーバーしてくる事が多いので、これを未然に防ぎます。これはブレストのホストファミリーのお父さんが教えてくれました。『絶対に鳴らせ』と。


コルスを運転する ポイント2

狭い道路では常に窓を開けておき、すれ違い時にサイドミラーをたたむクセをつけましょう。この写真を見ればわかる通りサイドミラーは皆たたんでいます。さもなくばぶつかってミラーがもげます。


コルスを運転する ポイント3

レンタカーを利用している時はフルプロテクションを選びましょう。私は事故こそなかったものの、山奥の駐車場で車底を少しスッたりしました。フランスのレンタカーでは少しくらいぶつけたり、こすったり、時間をオーバーしても追加料金はかかったりしないと聞きますが、これで余計な心配もしなくてすみ、運転に集中できます。

Corse(コルス/コルシカ)島では立ちション・野糞は基本です。

コルスのトイレ事情

汚い話ですいません。でも、万が一こういった事態にもなりうる、という話です。私も基本的にはチップを払って公衆トイレかエスプレッソを一杯頼んでカフェでトイレをします。でも、Corse(コルス/コルシカ)島ではこうも行きません。だってトイレないんですから。もちろん市街地はあります。でも山奥のカフェではありません


Lec de creno(クルノ湖)のカフェで

ここはサゴーヌに宿泊していたキッチン付きアパルトマンの支配人Michel(ミッシェル)からオススメされた所です。そんなにオススメするなら、と行ってきたのですが、ちょっと迷いました。Vico(ヴィコ)という村からSoccia(ソクシア)という村を通過した後、駐車場(そんなに大きくない)に車を停めます。その後、歩く事約1時間超。やっと湖にたどり着き、少し休んでからまた駐車上に戻ってカフェでお茶をしました。その後、『Où sont les toilettes(トイレはどこですか)』と留学中に100回は使ったと思われるお決まりフレーズを放つと、、、


Non(ないよ)

え?トイレがない?じゃ、どうすんのよ、と困惑した顔をする私にお店の人は『là-bas(あっち)』と草むらを指さされました。なんと、そもそもトイレがなく、みんな立ちション、野糞のようです。駐車場の草むらに行くと凄い悪臭と散乱したトイレットペーパー。なるほど。こういう事か。。。郷に入れば郷に従え、です。


一応こんな湖です。

2013年5月17日金曜日

短期留学の落とし穴?夏休み期間の語学学校は避けた方がいい?

夏に語学学校に来る外国人はチャラい???

これは完全に独断と偏見なので、一つの意見と思って下さい。全員ではないです。でも夏休みの外人どもはチャラいです。バカンスのついでに語学留学にきてます。他国の彼女を作ります。そして別れます(笑)


フランス語を学びに来たのに授業中に母国語を話し始める

別に真面目に授業を受けてくれればいいのですが、一番腹がたつのは授業の妨害。こちらはお金払って来てるのに、親御さんのお金で来ている若いクラスメイトに妨害されるとなんとも言えません。団体だと母国語で話し始めたりして、先生も注意するのですがラチがあきません。グループワークでポツンと入ってしまうと最悪です。どうしようもありません。


団体が来るような学校を避ける(実際は避けようがないので時期を選ぶ)

これは実際には難しいのですが、海外で言う所の長期休みの短期語学留学は避けた方がいいと思います。同じ資金を投入するならより効果的にリターンを得たいと思うのが本音です。私達は団体の学生があまりにも酷過ぎて一部の授業の返金を学校側へ申し出た所、あっさりOKが出ました。さすが交渉大国フランス。代理店に通すと『入金後の変更キャンセルはできません』とか返答が返ってくるのが常。自分達で手配するとこんないい事もあります。


  

もちろんメリットもあります

否定してばかりですが、いいことだってあります。短期間にできるだけ沢山の友達を作るのも夏季/冬季の休みの時期です。世界中から来るので刺激的ですよ。自分の目的に合わせた留学が出来るといいですね。

2013年5月14日火曜日

何でも自分で修理しようとするフランス人の気質

DIYはフランス人にとって当たり前の事

フランス人はよく『ものを大事にする』と言われます。例えば自分で出来る事は水道工事でも部屋の壁塗りでも何でも自分達でやります。アパルトマンの玄関に捨ててある家具があれば拾ってきてリメイクしてしまいます。他にも面白いケースでは山を一つ買って自分で自宅を建設している、というフランス人もいましたが見学しに行った時は既にプロジェクトが頓挫中でした(笑)。家の骨格、外装、内装もかなり完了している状態だったのですが、庭などが全然出来ていなかったですね。やる事がダイナミックです。

実際の所、、、

さて、これは仮説なのですが、フランス人の所得はそんなに高いわけではなく、特にパリでは住居費用が高いので、家具などお金の掛かるものは中古で購入したり、拾ってきたり、リメイクしたり工夫している方が多いのではないかと思います。パリ市内でキリスト系のお店(商品を寄付によって仕入れる)があるのですが、そのようなお店はめちゃくちゃ安いので大混雑です。そういえばお世話になったホストファミリーも部屋の壁を塗るのに全部プロに頼むと高いので、友人を家に呼んで一緒に作業する代わりに値引きをしたと言っていました。当然、私も手伝わされました(笑)。

カウチサーフィンでも気質は同じ

スペインのバルセロナで利用したカウチサーフィン(海外旅行者が、一般(時には法人)の家に宿泊させてもらう)もそうですし、パリで借りていた部屋もカウチサーフィンでした。でも、彼等は業者を呼ばずに出来るだけ自分で内装を修理します。その方が儲かりますから。でも話を聞いたら私の借りていた部屋は以前、荒くれどもが住んでいて警察が押し込んだ事もあり(笑)。弾丸やドアのこじ開けを防ぐためにドアの間に金属を埋め込んだ特別仕様、との事でした。でもドアの下に隙間ありましたけどね(笑)。家具は全部IKEAでしたが掛かりつけの天井まで伸びた本棚ユニットやら、よくもまあ自分で出来たな、というシロモノばかり。素人ですから塗装が微妙に下手だったり、水道のホースが曲がってついていたりしますが、気にしないのであればそこまで気にしなくても生活はできると感じました。

フランス人に見習いたい点

とある日、BRESTでお世話になっていたホストファミリーの自宅のシステムキッチンのオーブンが壊れてしまいました。日本なら速攻でサービス会社へ連絡します。でも、なにやら工具を持ち出してきて自分でシステムキッチンを分解し始めました。そして『わかった、ここが壊れているぞ』と叫んだ後にサービス会社へ連絡して修理を依頼しました。これはこちらの文化なのかも知れませんが、自分で箇所を調べて修理を依頼すると安く済む(場合がある)のだそう。また、お金が掛かるので、自分で修理できるものは極力自分で修理する気質のようです。壊れたら新しく買い替える、そんな私には耳の痛い話です。そんな影響があって日本に帰国してから要らなくなった家具をリメイクしたり、端材を利用して木製のファイルボックスや本棚を作りました。壊れても自分で修理できますし、愛着もわきますね。その後は引越先の洗濯機の水栓を自分で交換してみました。なんでもやってみるものです。思ったよりもうまく出来ました。もちろんリスクがありますので、工具と準備をしっかりとされる事をオススメしますが。。。

フランス人に見習って自分でやってみました。なんとか、、、なった

悲しいホーススティ先の実情

ホストファミリーは皆親切???

大体ホームスティをすると良い体験を聞きますが、そんな事はありません。実際、お金儲けの為にホストファミリーをしている家族がいることもお忘れなく。勝手な印象ですがパリではホストファミリーでなくとも家賃の高さに学生などはシェアハウスをしたり、空き部屋を貸して家賃の足しにしているパリジャンもいます。こちらとしては語学がつたないので、何かしら話ができるだけで嬉しいものですが、冷静に判断しましょう。パリのホームスティで夜ご飯は別々、なんてケースもあります。そうすると会話の時間がありません。また私のホストマザーはよく彼氏の家に遊びに行ってしまい、会話の時間が取れない時もありました。また、空き部屋が沢山あるのでお金目的で3人〜4人の留学生を同時に受け入れている方もいました。同じ時間を過ごすなら沢山居た方が手間は同じだし、効率的ですよね。朝食もスーパーで最も安い食パン、期待していた料理も全部冷凍食品、なんて事もザラです。全ての方がそうとは限りませんが、そのようなケースもある事を頭にいれておきましょう。


他にもあるある、こんなホストファミリー

飯が異様にマズく、デリバリーのピザが滞在中一番ウマかった。地下のフリーザーに冷凍食品が満載。友人を招いたら食事費を人数分きっちり徴収。シャワーの時間が長い、と文句を言われた。一週間に2回しかシャワーを浴びさせてくれない。人種差別をされた。


もちろん相性もあります

同じ屋根の下、ウガンダ人の留学生と一緒に住んだ事があるのですが、とにかく家でフランス語を話しません。英語なら話せるらしいのですが、一切の言葉を発しないのです。ホストファミリーも『何を考えているのか分からない』と私に愚痴をこぼすくらいでした。また、私の妻はなぜか会話が盛り上がらないホストマザーであった為、学校側に変更を申し出た所、すぐに変更してくれました。幸い次のホストファミリーは非常に親切で会話が弾んだそうです。むしろ相手の話が終わらなくて困ったほど。私がBRESTに滞在していた時はイスラム教の留学生と一緒で、しかもラマダン時期でしたので私が寝る時間に彼がムックリ起きてきてご飯を食べていました。夕方頃はコーランを読んでいて、お祈りもしていました。そしてメチャクチャ甘い(マズい)中東系のお菓子を毎週買って来て、ホストファミリーも苦笑いしていました。


スティ先を変えたい、と思ったら悩まずにすぐに相談

ほとんどの語学学校では受付に相談すると快くホストファミリー変更の対応してくれます。なぜでしょうか。私の予想ですがこういったケースは頻発しているからだと思われます。なぜなら様々な国籍、宗教、習慣の違いを超えて一つ屋根の下に過ごすわけですから、当然沢山の予期せぬ問題が起きます。学生側から変更もありますし、ホストファミリー側からのクレームもあるでしょう。最初は印象が悪くなるかも知れない、なんでお金を払ったのに嫌な思いをしてまで過ごさないといけないのか、などなど変な気持ちが沸いてくるくらいなら、さっさと変更しましょう。留学生活を有効に過ごすには何事も主張が大切です。


どうしてもなじめなかったら

学生寮がある場合もありますので、学校に相談しましょう。今の現状を打開する、という姿勢も大事ですが、相性、というのも重要な要因です。また、3ヶ月後に打ち解けられるかも知れませんが、その頃にホームスティ終了、となると意味がありません。大事な事は滞在している期間で目一杯会話を行い、そして滞在を楽しむ事だと思います。少なくとも、う〜ん、私はもっといい方法があったと思っています。

2013年5月12日日曜日

フランス滞在中に(できるだけ)日本人観光客とバッタリしない為の方法

海外旅行の醍醐味といえば

パリで日本人に遭わない、というのは難しい話ですが、海外旅行の気分に浸る一つの要素として日本人が少ない、というのも大事な要素の一つになると思います。最近ではブログやWEBサイトも充実してきて、結構な秘境に行っても日本人に遭遇する事があります。一番面白かったのはアーモイタリアさんのブログを参考にイタリア、ナポリを旅行したのですが、紹介されていたお店は完全に日本人対応化していて、メニューも日本語があったり、アーモイタリアのWEBページのコピーもあって、ちょっとヒきました。しかもフランスのガイドブックに載っていたお店の方が安くて美味しかった。残念極まりない。


地○の歩き方を読まない

正確には高くて買えない(笑)です。ダイヤモンド・ビッグ社さん、ごめんなさい。なんとパリのジュンク堂で地球の歩き方を買うと日本の約2倍の値段になります。なので勉強も兼ねて(しかたなく)フランス語のガイドブックを買います。ロンリープラネットでも面白いかも知れませんね。


日本のガイドブックとフランスのガイドブックの違い

皆様コルス(コルシカ)島をご存知でしょうか。あのナポレオン・ボナパルトが生まれ、流刑された島です。フランス人の9割くらいが大好きなんじゃないかと思うくらいの屈指の観光エリアです。しかし、日本のガイドブックでコルシカ島を調べると南仏コートダジュール編で見開きたったの2ページ(笑)。しかもPietra(ピエトラ)というコルスの地ビールを紹介していたり、観光情報か?と思える内容の薄さ。それもそのはず。日本から行くと直行便はないですし、帰りの飛行機が飛ばない(風の影響)なんて事もあるそうですから、ツアーにも組み込みづらいのでしょう。フランスのガイドブックでは1冊のガイドブックになっているくらい、見所満載で本当に素晴らしい場所なんです。次にもしフランスに行ける機会が出来たら、パリをスルーして真っ先にコルス(コルシカ)島に行きます。


イタリアのナポリで、、、

イタリアのナポリに滞在していた時にどうしても『青の洞窟』に行きたい衝動にかられました。よくよく調べてみるとナポリから1つめの船に乗り、カプリ島についたら2つめの船にのって青の洞窟付近へ、最後に青の洞窟をくぐる為の小さな船に乗る、そしてチップ必要。と、ざっと見積もって二人で20,000円以上しそうな運賃、しかも冬は中に入れる確率が低い、と万が一見られなかったら泣きそうです。なので諦めてフランスのガイドブックを読んだ所、、、『あれ?カプリ島って、、、』そう、フランスのガイドブックにはオススメ印すらついていないのです。ケチなフランス人が高いお金を払う訳がありません。同じお金ならコルスのボニファシオやスカンダラのエリアでも洞窟に入って美しい水面を見る事ができます。(しかも洞窟内ではありませんが、別の場所で泳げる権利がついている船もある)。もちろん、パリのエッフェル塔やスペインのサクラダファミリア等、どこの国にも掲載されている観光スポットはあります。でもちょっと視点を変えるだけで、面白い観光スポットに出会ったり、そして日本人に遭う確率が低くなります。


他にもある、こんな面白い内容

たしかAvignon(アビニョン)に旅行に行った際だったと思うのですが、フランスのガイドブックを読むと『割引パス有り、1件目は普通の値段だが、2件目から半額(場所による)』 、と、ここまでは普通です。その後に『だからこの美術館を1番目に入れ、一番安い、その後2件目の美術館へ』と、Avignonの観光協会から怒られそうな内容ですが、こんな旅行者の立場にそった記事が書かれていたりします。


ロンドン旅行中に

食べる事が大好きな私達にとって最大の問題、それは食事。状況によってアパルトマン型のホテルを借りて旅行先で自炊したりもしますし、レストランを利用する事もあります。ロンドン滞在中に最も恐れていたのはイギリスのご飯のマズさ(正確にはコストパフォーマンスの悪さ)。お金を出せば美味しいものが食べられると思いますが、そんなに余裕もありません。フランスのガイドブックには『ロンドンで安くて美味しいレストランに行きたいなら中華街へ行け』と、なるほど。その通り中華街へ行くと正にその通りでした。他のレストランより安くて、しかもおいしかった です。ホテルの朝食も非常に残念なものだったので、ロンドンは食事より観光をメインに考える方がいいかも知れません。


海外のガイドブックだって同じ

語学の勉強の為にフランスで販売されている日本のガイドブックを読んだ時があったのですが、販売されているのは『TOKYO, KYOTO, OSAKA』となってしまいます。外国の方にも北海道や沖縄など、日本人が大好きな観光地にも是非、足をのばしてほしいですよね。また、日本のガイドブックを見ると各都道府県ごとに沢山のガイドブックが溢れています。ですから海外に旅行される時は是非、現地のガイドブックを手に取って自分だけの観光を楽しんで下さい。きっと驚きの発見があると思います。

海外に1年長期滞在して、スリ、置き引きに一度も遭わなかった私が教える自分の身を守る法

海外は危険がいっぱい

海外留学なんて響きは良いですが、本当に危険がいっぱい。留学仲間でもiphoneが取られた、なんて話はザラ。スーツケース取られた、鍵を3つ付けたのに自転車を盗まれた、メトロで子供に囲まれて財布をすられた、ipodで音楽を聞いている間に気がついたらポケットから抜かれていた(イアフォンのコードが切られていた。)極めつけは、帰宅し、家の前で何者かに殴られてバックごと取られた、なんて凶暴な話も聞きました。また、ホームスティ先でも安心できません。ホームスティ先で時計がいたずらされて無くなった、なんてホストファミリーを信用できなくなる話も聞きました。学校の教室でも休み時間中に物を盗まれた、なんて話もあります。私は観光目的でパリの闇市に出かけていましたが、明らかに市内で盗んだと思われるiphoneが良く売りに出ていたものです。アフリカ系の移民が万引きしている現場も何件も見ました。このような状況ですから、盗まれたものはまず返ってこないでしょう。


海外留学1年で一度も被害に遭わなかった私の体験

一概に全員に当てはまるかどうかは分かりません。が、確実に事故率は減らしてくれるはずです。事実、私は夫婦揃って一度もこういった被害には遭いませんでした。私の気をつけていた方法を実践して、少しでも安全に海外旅行、留学を楽しんで頂ければと思います。


その1、ホームスティ先でもスーツケースに鍵、動かない場所にワイヤー錠をする

ホームスティ先にも危険はあります。例えばホストファミリーが結構ガサツで、どうせ何人も留学生が出入りするからと鍵を開けっ放しにしていたりします。ホームスティ先の人が物を盗る、というのはレアなケースですが、普段貴重品はスーツケースの中に入れて金庫変わりにしておくと事故は減らせます。もちろん使い勝手を考えると洋服を中にいれるのは使いにくいです。パスポートやクレジットカード、銀行のカードなどをいれて鍵をしておきます。ホームスティ中だけではなく、パリに住んでいた時も同じように対策していました。ホストマザーが掃除する時に気分を害さないか、私自身は心配していましたが、一度も突っ込まれる事はありませんでした。言われたら『信用していない訳ではないけどお互いの為』と言えば理解してくれるでしょう。それこそいろんな国の留学生を受け入れているので、結構なんでも受け入れてくれます。


その2、学校の昼休みでも常に携帯、財布、貴重品を持ち歩く

これも結構大事です。語学学校の休み時間に貴重品が何者かによって盗まれていた、というケースなのですが、これはパリ・カトリック学院で実際にあったケースです。大学、語学学校は一般の人でも入れますので、特にパリでは常に警戒しておいた方がいいでしょう。休み時間やちょっとの間でも貴重品を携行すれば万が一の事故でも嫌な思いをしなくて済む、これが一番のメリットです。クラスメイトを疑うなんて嫌です。


その3、街で署名を求めてくる輩は全て無視、歩くときも避けるように早く通り過ぎる

これはパリでよくあるケースですが、何かの慈善団体の著名をするように近づいてきて、他のチームがバックから財布などを盗む手口です。残念ですが自分の身を守るために無視しましょう。本物の団体もあると思いますが、リスクを軽減する為に相手にしないのが一番安全です。もし寄付をしたかったら自分で団体へ出向きましょう。


その4、喫茶店のテーブルの上には携帯、財布類を絶対に置かない、絶対に

これは日本だとよくやってしまいますが、絶対に、絶対にやめましょう。実際によくあるケースはパリのマクドナルドで『署名下さい』、もしくは『アンケートをお願いします』と近づいてきて、その用紙を携帯電話の上に持っていき、その隙に用紙で死角になっている携帯電話を盗む、というものです。これは本当によくあるので注意して下さい。


その5、(できるだけ)街で歩きながら携帯を触らない、もしくは電話をしない

これは結構難しいです。でもメールや電話をする時は必ず立ち止まって、背後に壁がある所まで移動して(ゴルゴ13のように)キョロキョロしながら電話、メールをします。友達といる時は怪しい人が近づいてこないか見てもらいましょう。私達は夫婦でしたので、常にどちらか相手が監視するようにしていました。友人から聞いた話ですが、携帯でメールを打っていたら、突然携帯をかっさわれた、電話をしている再中にその電話を無理矢理強奪された、というケースがあります。


その6、バックは体の前にくるもの、スーツケースも目を離さない、貴重品はカード、札、小銭など分散させ、絶対にポケットにいれない

滞在中の写真を見て面白いのが、バックを体の前に抱えている写真が多い事です(笑)。写真の仕上がりは残念ですが、滞在中は常に狙われていると自意識過剰になっていました。また、札、小銭、カードは分散させ、日によってはクレジットカードをわざと持ち歩かないようにしたり、小銭のみで出歩くようにしていました。これも万が一被害に遭った際に最小限にする為の工夫です。ピックポケット(スリ)という名前の通り、ポケットから貴重品を盗む輩をいますので、ポケットは常に空にしておきましょう。


その7、危ない地帯には近づかない、行く場合はパスポート、カード類を持たず、最低限の小銭だけを持って行く

私はパリの中心地より二桁の区が大好きです。中心地は買い物三昧の観光客だらけ、レストランも高級店ばかり。少し外に足をのばせば安くて美味しいビストロや個性的なショップが沢山あります。本当にパリは楽しい。しかし、残念ながら二桁の区、特にパリ北側の18、19、20区は犯罪も多い、というのも事実です。ですからこのような地区に出る時は派手な格好はせず、ゲリソルで買った3ユーロのズボンを履いて、いかにも金が無さそうな雰囲気で観光を楽しんでいました。


その8、そもそもメトロに乗らない

これも好き嫌いがあるので万人にオススメできませんが、私達夫婦は常にパリ市内を自転車で移動していました。雨が振りそうな日はVeribを使って、雨が振ったらメトロを使います。あくまで最後の手段にしていました。メトロは汚いし、スリもいます。そもそもメトロを利用しない事でリスクを大幅に軽減できました。でも、パリの市街地を自転車で移動する、という事は事故による死亡のリスクもあります。ここは自分が好きな方を選んだ方が良いでしょう。


一番大事な事は滞在自体は楽しむ事

細かい注意点はもっと沢山あるのですが、良くあるケースとそれを防ぐために気をつけていた事をまとめました。もし役に立ちそうなものがあれば取り入れて頂ければ幸いです。もちろん全てを実践して頂く必要はないですし、私もたった一年の滞在です。たまたま事故に遭わなかっただけかも知れません。また、一番大事なのは旅行、留学を楽しむ事です。ただ怖い怖い、とおびえていては全く楽しくないですし、リスクが見えれば気をつけるべきポイントも見えてきます。ぜひ楽しく滞在されて下さい。

2013年5月11日土曜日

フランスのミネラルウォーター、CRISTALINE(クリスタリン)について

フランスで最も飲まれているミネラルウォーター???

フランスに滞在していた時に最もお世話になったミネラルウォーターです。日本でのコピーも

フランスNo.1(※)ミネラルウォーター。
※Iri-Secodip2012年販売実績 大塚食品セレクトショップより引用

となっていますが、実際の所はスーパーで最も安いミネラルウォーターだからNo1なんだと思います。ケチなフランス人が高いお水を買うわけがありません。もちろん個人差はあると思いますが、このミネラルウォーターだけはスーパーでも欠品になる事が多いくらい売れています。在庫管理システムが微妙な事も影響していると思います。


日本とフランスの価格差について

大塚食品のネットショップ上の値段では2リットル1本105円ですが、フランスでは1.5リットルが20セントくらいです。1ユーロ = 130円とすると1本約26円。内容量が異なるのでリットルあたりで比較すると日本が1リットル約53円、フランスは1リットル約17円。輸送コストを加味するとボッタクっている感じではないですが、コントレックスほど割高感はありません。留学中は毎日お世話になっていたので、ちょっと懐かしいですが、日本で買いたいとは思いません。フランスで日本のミネラルウォーターを飲まないように、現地では現地の食品、飲み物を味わうのが一番いいですね。


一番飲まれているから、いいミネラルウォーターなのか

味はそれぞれ好みがあるので何とも言えませんが、大事なのは『自分に合っている、必要としているミネラルウォーターかどうか』という事だと思います。イメージ先行でフランスで最も飲まれているからいい水だ、と判断しない方が良いと思います。広告に惑わされず、ご自身で味見をされた上で購入されると良いと思います。一応、とある健康オタクのフランス人が一番クセがなくて良い、と言ってました。コントレックスはマズくて飲めたもんじゃない、くらいに言ってましたね(笑)。彼の見解ではペットボトルに有害成分が含まれているから、水道水が一番新鮮でいい、と言ってました。そもそもボトリングされたミネラルウォーターがダメって事か。。。


2013年3月31日日曜日

日本へ帰国。アエロフロートでロストバゲージ(結果オーライ)

さすがアエロフロート

よくアエロフロートはダメだ、とか言われてますが、ロシアの競争も激化して最近は質が向上した、という噂を聞いていました。今回は値段重視だったので、問答無用でアエロフロート。片道パリ発、モスクワ経由、成田着で2人、サーチャージ込みで900ユーロちょっと。サーチャージ込みでこの値段ですから、物が壊れてもいいや、くらいに思ってました。そして案の定、追加で150ユーロ支払ってパリから積み込んだ自転車がロストバゲージ(笑)。理由はモスクワで機械が故障して載せきれなかったんだとか。私を含めて8人くらいがロストバゲージしてました(笑)。おそらく経由便の方々だと思います。


梱包は一部破れて到着

私は自転車をプチプチで包んで養生シートでグルグル巻きにしたのですが、荷物が到着した時にはブレーキレバーが養生シートから貫通していたのでビックリしました。そういえば成田空港でも自転車を持参している2人組の外国人女性を見かけました。彼女達は自転車を分解して段ボールに詰めて日本へ持ってきていました。でも、その段ボールも穴が沢山あいていました。やはり飛行機で自転車を移動する、というのはリスクがあるものだ、と思いました。よくディレイラーが壊れる、という話を聞いていましたので、今回もちろんフレームからハズして輸送しましたが、もしつけたまま運んでいたら壊れていたかも知れません。ブレーキレバーの傷だけで済んでよかったです。


でも結果オーライ

でも自転車って結構重いです。帰国日当日、パリで住んでいた家を引き払った後、すぐに空港へ向かったのですが自転車の重さといったら。。。自転車だけならいいのですが、バックパックにスーツケース。これが凄くしんどかった。なので成田からまた運ぶのか、くらいに思っていたのでロストバゲージはラッキーでした。自分の梱包も不十分でクレーム出すほどでもないですし、ブレーキレバー変えようと思っていたので、完全紛失よりは良いです。この自転車は高くはないけど私にとってはお金に替えられない宝物ですから。


2013年3月21日木曜日

海外の蚤の市や闇市で売られている商品の仕入れについて

パリのお店で白昼堂々

今日は日本に帰国した際の就職活動用の靴を探していたのですが、そんな中、白昼堂々万引きをしているアフリカ系の万引き犯を見つけました。広い店内なら店員にコソコソ言ってタレコミできたのですが、店内が狭かったのと、こんな時、フランス語で万引き犯にバレないように店員に伝えるには何て言えばいいのか、気の利いたフランス語が分からなくて、犯人がお店を出た後に店員に伝えた所、他のお客さんも『あいつは怪しかった』と、、、『アンタも分かっていたなら言ってよ』と思いましたが、コレが現実です。仲良くなればパリジャンは親切ですが、知らない者同士だと面倒な事には関わらない、というスタンスです。


この事件から何が考えられるか

まずお店側の問題点ですが、このお店では片方の靴のみ陳列してあるものの、ペアとなる反対の靴は別の場所に置いてあり、かつ万引き防止のアラームが着いていません。あるお店では両方の靴が縛ってあって、万引き防止用のアラームがついてあったりします。よっぽど万引きが多いのでしょう。次に万引き犯ですが、おそらく常連です。彼はこのお店の靴にアラームがついていない事、ペアとなる反対の靴の場所を知っていたのでしょう。私が店員さんに注意した後、別の時間帯に別のアフリカ系の客が靴コーナーを見ていました。これは組織的に情報を交換しているとしか思えません。


蚤の市で売られている靴や鞄について

蚤の市や路上で違法移民と思われる人がやたらといい靴を売ってたりするのですが、全てではないにしろ、一部はこのような万引きした商品が並んでいる可能性があるのではないでしょうか。彼らの仕入方法はゴミあさり、路上の落とし物、盗品、組織的なグループから配給されるスーパーコピー品と考えられます。いずれにせよこれらを購入する事は少なからず彼らに加担している事になります。私は路上で売っているLouis VuittonやHermèsを欲しいと思った事はありません。でも、それがコピー品ならまだしも(それでも違法です)、盗品であったら悲しいですね。お店の経営者からすると税金を払って経営しているのに、商品は盗まれるわ、本来もらえるはずの代金は税金を払わない移民の懐に入るわ、たまったものではありません。


2013年3月17日日曜日

パリ北駅の北の治安は最悪?フランス人ですら近づかない、らしい

大家さんから聞いた話

先日、大家さんとお話していた時に聞いたのですが、パリ市内で最も危険なエリアはパリ北駅の北にあるエリアだそうです。最寄り駅としてはBarbès-Rochechouart(バルベス・ロシュシュアール)駅の北東、シャペル通り、バルベス通り、ドゥドーヴォル通り、線路を結んだエリアです。TATIがある側はギリギリ大丈夫?でBd Barbès(バルベス通り)を挟んで右側は歩きたくない、昼間でも近づきたくない、と言っていました。どうしても仕事で行かなければならない時はスタンガンを持参していく、くらいに言っていました。それより大家さんがスタンガンを持っている事に驚きました。

毎年何かしら事件が起きる場所

大家さんの話ではこの界隈で毎年事件が起きて人が死ぬらしい(ホンマかいな)。ひったくりや置き引きは日常茶飯事なので、カフェでお茶するなら、反対側のTATIのエリアにすると(道路一本挟んだだけじゃん)。でも、本当に、本当に『行くな』と一点張りだったので、いちおうこのエリアを避けて移動していました。

2013年3月16日土曜日

海外ブランド品の買付、仕入のアルバイトについての考察

知人の依頼で

ひょんな事から海外ブランドで商品を購入代行する、という話がありました。そのときは何にも考えていませんでしたが、実家で郵便物をチェックしておらず、督促状にも気づかずに都民税を滞納しており、資産を一部差し押さえられていた為、クレジットカードが使えなかったのです。そもそも業務を遂行できないので、お断りしたのですが、冷静に考えてみると非常にリスキーなアルバイトだと思ったので、書いておきます。そういえば友人もお金に困ってやりたがってたけど、共通の友人が『そういう日本人がいるからナメられるんだ』と非難した為に止めた、という経緯があったのも思いだしました。昔からこのようなアルバイトは良くあるようで結構ケースとしては多いのではないでしょうか。というかこんな事も知らずに生きてきた自分の方が世間知らずです。

私達の知らない所でお店側は手を打っている

これは知らなかったですし、本当かどうかは分かりませんが、ブランド店では買い付けバイトのような客が沢山来るので、購入時にクレジットカードで買い物させて顧客を管理したり、現金でも金額の上限をもうけていたり、なんか色々面倒な事をしているようです。私は今迄一度もLouis VuittonやらHermèsを買った事もないので知る由もありません。シャンゼリゼ通りも殆ど行きません。

考えられるリスク1 返品、購入間違い、商品代金が入金されない

そもそもクレジットカードで普段買わないような買い物をするなんて怖いです。クレジットカードのマイルやポイントくらいは溜まるでしょうけど、これに永続性があるかどうか考えるといつか規制が入ったり頼まれた人から現金振り込まれなかったり怖いですね。友人でもブランド品を代わりに買ってきて、って言われたら断ります。間違って買ったら額が額ですし、これがもしブランド品ではなく、マンションだとして『5,000万渡すからマンション買って来て(笑)』て言われて買ったら『え?これ頼んだのと違うよ、返品して来て』って言えないです。

考えられるリスク2 取り締まりに引っかかり強制送還、新規ビザの申請不可、入出国拒否

個人で商品を輸入して個人で使用すれば問題ありませんが、商品目的の場合はNGです。つまり商品を海外で購入して免税を受け、安く仕入れたものを転売されては国内店舗はたまったものではありません。つまり違法行為なので当然、捕まります。お金で済めばいいですが、お金より価値の高い信用を失います。もし私がビザの担当官だったら過去に何らか問題を起こした人物のビザは承認しないでしょう。ちょっとしたバイトの割りには収入は悪くないですが、運悪く捕まった場合のペナルティ、影響度が大き過ぎます。

考えられるリスク3 次の世代の印象が悪くなる

パリのレストランで働くシェフが『今までの日本人の先輩シェフが時間や約束を守ってちゃんと働いてきたから、自分が働けている』と言っていました。なにをするのかは本人の自由ですが、『日本人は働かない』などとレッテルを貼られたら今後一切、フランスでは日本人を雇ってくれないでしょう。先代の日本人達に感謝をしつつ、あとからやってくる後輩の為にもモラルを守って生きていかないといけないですね。

で、結局

手っ取り早く、ビザもなしに仕事ができる、手軽なワリに高額。そんなウマい話はありません。もし誰でもできるなら安いはずです。友人に頼まれて個人で買ってくるのと何が違うのか、相手が違うだけだ、という反論もあるでしょう。でも、メリット、デメリットを差し引いた場合にデメリットに働く割合が大きいと思います。他人にどうこう言える立場ではないので言いませんが、少なくとも私は今後もやりません。

2013年3月14日木曜日

実録!!!ホームスティ先であった本当に怖い話

笑いあり、感動あり、恐怖あり、のホームスティ

私達夫婦は日本語を断つために別々のホームスティ先に滞在する事にしました。その分、情報量が倍になり面白い話や体験が沢山ありました。友人のスティ先でも爆笑話が沢山あるのですが、その一例をご紹介したいと思います。

ホームスティ先がみんな離婚している

これはとある語学学校の一例です。ホームスティしている友人の多くがマダムが離婚していました。なぜなんでしょう。たまたまかも知れませんが、とにかく多かった。そしてみんな彼氏がいたりする。さすが愛の国フランス。

ベジタリアンの学生に無理矢理肉を食べさせ改心させる

元々入学する際にホストファミリーへの希望、という事でアレルギーやベジタリアンかどうか、などを伝えるのですが、私の滞在していた家では私のルームメイトに無理矢理肉を食べさせ、ついに彼は肉を食べるようになりました。ちなみに私はアルコールアレルギーですが毎日ワインを飲まされ勉強できませんでした(笑)

びっくり、ホームスティ先から学校まで8キロ

普通ホームスティ先はそんなに遠くないはずです。でもブルターニュのシエルの時は距離が半端無く離れていました。勉強時間や通学の疲労の事を考えると学校に近い方が効率的だと思います。そもそもそんな遠い所まで募集すなっ、とツッコミたくなりますね

ホームスティ先の地下室でアレを栽培

これはとあるホームスティ先の話ですが、地下室にとあるものを栽培しており、家族ぐるみでアレを常用していると。私の友人は服用しなかったそうですが、さすがに語学学校が学生にアンケート実施するしバレるだろ、とツッコミたくなります。

留学生が欲しがれば何だってする

ステイ先にもよりますが、本当に親切な家族もいます。旅行に連れていってくれたり、食事に連れて行ってくれたり、映画、オペラ、買い物など色々な体験をさせてくれます。私がたまたまロードバイクを探している事を漏らしたら、元カレに連絡してくれて、そして破格の100ユーロで私はロードバイクを手に入れたのでした。凄い。フランス人が冷たいなんて絶対にウソです。

高速で150キロでぶっ飛ばす

もう年齢的には50歳を超えていたのですが、遅い車があればイライラして追い越すし、アルザスへ旅行に連れていってもらった時は高速で150キロ出して生きた心地がしなかったし、フランス人がスピード狂というのは、結構当たっていると思います。

フランスのトイレ事情

トイレの数が少ないフランス

地方に居たときからそうですし、旅行中も感じる事ですがフランスはとにかくトイレが少ない。半ば強迫観念でレストランやカフェに入ったらトイレ、公衆トイレを見かけたらトイレ、有料トイレでも念のため、と習慣化してしまうくらいトイレが少ない。特にコルス(コルシカ)に行った時などはとあるカフェで『トイレはどこですか?』と聞いたら『ないよ、あっちでどうぞ』と外を指差されて終了。で、仕方がないので立ちションしようとすると、茂みの中には大量の使用済みトイレットペーパーと悪臭。そう、従業員用トイレがあるとかないの問題ではなく、本当にトイレ自体が存在していない。これには面食らいました

パリのトイレはよく故障中

パリのトイレは変に自動化、機械化されており、非常に使い勝手が悪い、おまけによく故障している、だから良くみんな立ちションしている。驚きなのはシャンゼリゼだろうが、人通りが沢山あろうが、どこでも立ちションしている光景を見かける事。駐車車両の間で立ちションしてて、完全に他人様の車に掛かってる人もいる(笑)。これではパリに車なんて持ちたくない。フランス人の女性はどうか分からないけど、留学生の女友達で『夜中でカフェもやってなくて機械も故障してたから、車と車の間でしちゃったよ〜』なんていうツワモノもいました。

有料トイレの存在

日本だとトイレは無料というイメージが定着していますが、外国ではチップを払ったり、金額があらかじめ決まっていたり、ルールはそれぞれ。でもパリジャンですら係の人がいるのに漏れそうなフリをしてダッシュでトイレに駆け込み無賃でしてる人も見かけます。小銭は常に持っておくのがオススメです。

困ったら

近くのホテルにお願いすると事情を良くしってのことか、気前よく使わせてくれたりします。私の留学生友達は黙って入って黙って帰って行くそうですが、私が使うなら一声かけてチップを置いて行くのがスマートかと。漏れるよりはマシですし、有料トイレよりは綺麗です。美術館などには絶対にあるので、観光のスケジュールに組み込んである場合はすませておくと良いでしょう。ただじポンピドゥーセンターなどでは入場する前に検査があって並ぶ場合があるので、すぐ入れるとアテにしない方がいいです。パリは図書館が沢山あるので、近くに図書館がある場合は図書館のトイレを借りるのも良い方法です。BHVや百貨店にもトイレがあります。もちろんカフェにもあります。エスプレッソだけ一杯注文してするのがいいでしょう。でもコーヒー飲んだらまた行きたくなってしまいますね。

夜中にトイレは流さない

全てに当てはまる訳ではないのですが、フランス、特にパリでは古い建物が多く、夜中に騒音を立てないようトイレを流さない、という習慣があるようです。特に電気分解式トイレというものがあり、私はベルギーの旅行で使った事があるのですが、本当に轟音がするので確かに騒音問題に発展しそうだな、と思いました。でも、『小』ならいいけど『大』は無理だな、とかどうでもいい事を考えてしまい、とりあえず夜中は流さす溜めて朝に流すか、そもそも夜更かしせずに早く寝るように心がけて生活しています。そういえばホームスティ先も夜中に行くとそのままでした。でもそのときはあまり良く分かっておらず流していました。

2013年3月12日火曜日

フランスのスーパーマーケットでアタフタしない為に知っておくべきこと

お客様は神様ではなく、店員が神様

フランス全般、特にパリに多いですが、ガム1つ買うのにレジで50ユーロ札など出そうものなら嫌がられます。欠品があっても探しませんし、おしゃべりしながらのレジ打ちは日常茶飯事。でも殆どのフランス人が並びます。そういうものだと思って受け入れるのがまず一歩。お釣りはレジの人に負担がないように渡す。挨拶は必ずする、等を心掛けましょう。

大きなバックパックやリュックサックは預けましょう

以前、ブレストに住んでいた頃、スーパーでも、洋服屋でも、どんなお店でも確実にガードマンにとめられていました。そこで気づいたのですが、こちらでは大きなバックは預けるのが暗黙のルールのようです。万引きする訳はないのですが、疑われるくらいならお互い気持ちよく買い物できる方法、荷物を預ける事は合理的とも言えます。預け入れる場所がなくても入店と同時にガードマンにサックをどうすればいいか尋ねると『俺が見てるからそのままでいいぞ』とか、言ってくれて完全に放置されるか、リュックのチャックをプラスチックの固定具で止めてくれたり、預け入れの受付を指差してくれたり、いろいろです。ロッカーがあるお店もあります。

できることは自分でやりましょう

レジの前のベルトコンベアーに商品を乗せるのはお客側がやります。野菜も一本いくら、のものはそのままですが、100g単位の買い物は商品を自分で測りに置いて、画面で商品を選び、印刷されたシールをはってレジへ持っていきます。サックも有料だったりするので、買い物袋を持参するのがいいでしょう。

いかがでしたでしょうか。慣れてしまえば決して難しくありません。文化の異なる国ですから、意識の問題でどうにかなります。そもそもフランス人の職業観を変えるのは無理です。自分の考えは変える事はできますから、柔軟に対応しましょう。

2012年11月2日金曜日

スペイン ゲルニカにてランチ ハウスワインの概念について

スペインのゲルニカのレストラン

バスク旅行の際、スペインバスクでフランス語は通じると思っていたのですが、観光案内所とホテル以外では通じず、レストランでもヒイヒイ苦労しながらコミュニケーションをとっていました。ゲルニカのレストランで妻が赤ワインを頼んだのですが、グラスワインって言ってるのに、750mlが机に『ドンっ』と置かれました。私が頼んだ炭酸水もデカい。これは完全にボラれた、そうおもいました。でもスペイン語分からないし英語も通じないからあきらめました。


驚愕のお会計

意を決してお会計。すると。。。なんとランチのお金しか掛かってないんです。会計間違いじゃなくて。ワインも炭酸水もついてくるなんて、パリではあり得ない。おそるべしスペイン ゲルニカ。一応有名な観光地のはず。なんなんでしょうね。銘柄を指定すればきっとちゃんとした値段取られると思うのですが、とにかく安かった。


おまけ、前菜、パエリア

前菜を頼んだ時、特に考えていなかったのですが、前菜にパエリアを頼んでしまいました。それも普通の量より少しだけ減らしてある程度です。なんでこれが前菜なのか、ちょっとビックリしました。他のお店でもパスタが前菜になっていたりして、これにもビックリしました。恐るべし、スペイン


2012年10月31日水曜日

HARIBO(ハリボー)買うならスペイン国境付近???

免税店???

フランスのバスク地方はBidart(ビダール)という村にキッチン付きホテルを予約し、ここを拠点に動いていました。そこのマダムが『ペイバスク地方の布を買うなら、国境を超えると安くなるわよ』と教えて頂いたので、早速Dantzarinea(ダンチャリア?)という場所に行ってきました。元々スペインバスクに少し入って、Erratsu(エラツ)を経由してSaint-Jean-Pied-de-Port(サン=ジャン=ピエ=ド=ポー)へ向かう予定だったので、ちょっと寄り道。比較的大きなショッピングセンターみたいなのがあったので、そこに入ってみました。


HARIBO(ハリボー)が安い

ここの醍醐味はなんといってもサイズです。ビール、ワイン、ハム、ソーセージ、チーズ、そしてハリボーまで。なんでもデカい。そして安い。このハリボー、たしか1キロだったと記憶しているのですが、こんなに食べられない、というくらいのメガボリューム。そして安い。肝心のペイバスク柄の布もフランスの半額くらいで買えました。この布が日本に来るともっと高くなってしまいますね。でもスペインにも関税あるのでは?と思ったのですが、このあたりはよく分かりません。車で国境を超えるときは是非お店に寄ってみて下さい。


安さと重量に興奮して手ぶれしました。

2012年10月27日土曜日

国内・直行便なのにロストバゲージ。やってくれるよエールフランスの巻

別に繁忙期でもない10月の終わりくらいのお話

2012年の秋。学校の短期休みを利用してペイバスクに行って来ました。その時のエピソードです。ビアリッツ空港に乗り入れる航空会社のせいかどうかは分かりませんが、どのチケットも高くて、たまたまボルドーだと安いチケットがありました。友人がボルドーで研修を受けていたので、会いに行ったら楽しいな、と思ってボルドー経由でペイバスク旅行を楽しもうと思っていたら、こんな落とし穴が。


え?ロストバゲージ?直行便なのに?

ボルドーに到着して荷物を待っていると、何やら聞き慣れないアナウンスが。『オアシ〜』(hを発音しないので、ohashiの響きはこうなる)ってこんな微妙な名前、私達しかいない、と思ってAir Franceの窓口に行くと『荷物が詰めなかったので、荷物を届けます』 と言われたのですが、実はある問題がありました。


そもそも宿泊するホテルを決めていない

私達の旅は半分計画を立てて、半分は立てません。ホテルなどは状況によって変更したいですし、多少割高であっても経由する都市すら変更しますので、成り行きにまかせます。ボルドーも当日観光協会へ行ってホテルを決めようとしていたので、宿泊するホテルが決まっていませんでした。こまった。


結局待つ事にしました

窓口の人と話をすると、次の便で荷物は届くそう。一番確実なのは待つ事だと思ったので、待つ事にしました。空港のカフェでお茶できるチケットをもらったので、タダでお茶を飲みながら、携帯電話のネットワーク経由でタブレットを使ってホテルを探し、とりあえずホテルを取りました。ん〜、こんな事もあるのか。さすが朝のフランス人の働きっぷりは酷い、としみじみ感じました。

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