2013年10月7日月曜日

東京都内でフランス語の書籍が購入できるお店


今はamazonや楽天があるので、苦労はしませんが、やっぱり本好きにとっては手に取って本を買いたい、という時もあります。私はネット2割、書店8割くらいの感覚で本を買っています。

が、ないない、意外とないんです。フランス語の書籍。今回は私がフランス語の書籍を購入する際に利用している本屋さんについて書きたいと思います。

東京日仏学院(アンスティチュ・フランセ日本)

日仏学院さんには小さな本屋さんが併設されています。小さいがゆえにテキストは厳選された良いものが揃っています。私は初心者向けの辞書としてラルースやさしい仏仏辞典を探していたのですが、確かこちらの書店で買ったと思います。

欧明社(本店)

神楽坂付近はフランスっぽい雰囲気を感じます。欧明社は3店舗ありますがリヴ・ゴーシュ店なんて("rive gauche"は「左岸」)ネーミングがパリっぽいですね。地形的にもセーヌ側っぽいといえば似てる。シテ島、サンルイ島とかないですけど。

ちなみに3店舗の内、1店舗は東京日仏学院内なので、重複してます。本店は狭いですがビッシリ本が置いてあります。当時流行っていたスティーブジョブスの仏語訳の書籍をこちらで購入しました。
http://www.omeisha.com/?mode=f4

紀伊國屋書店新宿南店

大型書店です。外国語のフロアーにフランス語のコーナーがあります。話題書、定番は置いてあります。大型店舗なので通路も広く、本も探しやすいです。しかし、残念ながら種類はあまり多くありません。

bookoff

意外とフランス語の中古本があったりします。数は多くありませんが、店舗によっては誰かがまとめて売ったのか10冊くらいまとめてある場合もあります。値段も安いので気になる本があれば買って積読しています。

まとめ

フランスにいればネットを使って大体の書籍は手に入りますが、映画DVDも含め日本国内となると入手が難しくなるものもあります。どうしても、という場合はフランスに住んでいる友人や、現地で日本人経営のネットショップなどにお願いするのが確実で手っ取り早いかも知れません。

2013年10月4日金曜日

フランス留学後の就職・転職

長かった。。。決してサボっているわけではなかったのですが、就職活動は想像以上に上手くいかず、妻は3ヶ月、私は半年掛かってしまいました。(3ヶ月目くらいで1社内定は出ましたが辞退しました。)とりあえず留学後に仕事が出来るようになったので、これでなんとか生活していけそうです。

特に私達はシェフ、ソムリエ、デザイナーとか、そういった類の仕事を目指していなかったので、ワーキングホリデーの経験を上手くアピールするどころか書類でバシバシ落とされました。フランス系企業でもなく、語学を使うでもなく、普通の会社員に戻りました。

もしフランス留学を考えていたり、もう渡仏されて帰国予定の方がいらっしゃれば参考にして下さい。

帰国前に履歴書、職務経歴書は完成させておきましょう

油断があったといえばありました。1年ぶりだし、まずは荷物を整理して、家を決めて、、、とやってる間に1ヶ月はあっと言う間に過ぎ去りました。事前に書類を完成させ、転職エージェントに登録していればもっと早く決まったと思います。

転職エージェントとの初回面談日の調整を頭にいれておこう

最初に転職エージェントに登録すると電話やメールで連絡が届きます。で、なんだかんだで面談日が1週間後になったりします。キャリアアドバイザー、コンサルタントの方々も多忙なのです。ここで時間を食うので早めに登録しておき予定を抑えておきましょう。エージェントも数社申し込んで面談日をどんどん決めましょう。

勉強、対策

私が使ったテキストは細井智彦さんの書籍と一般的なSPI対策本です。いろいろな書籍がありますが、書いてある事は大体一緒なので、どの書籍を買っても大した問題ではないでしょう。

転職面接突破法―10万人が受講した究極メソッド カリスマエージェント直伝! 履歴書・職務経歴書の書き方 最新最強のSPIクリア問題集

それと面接官側の気持ちを知る為にこちらの書籍も読みました。応募者と面接官の両方の立場が分かると考えがまとまりやすいです。こんな言葉聞きたくないもんなぁ、と想像するだけで地雷を踏む確率が低くなるはずです。

「使える人材」を見抜く 採用面接

ノートやデータで履歴を残す

あまり字を書かない方はevernoteなどでパソコンで記録を取っておけば良いと思います。私はノートにまとめる方が自分に合っていたので、1冊ノートを買って各社ごとに質問を色々書きなぐって管理していました。意外と落ちた面接で聞かれた質問を別の企業で聞かれて上手く回答できた、なんて事もあります。面接の質問も切り口が異なるだけで意外と共通している箇所があると思います。

フランス語を使った仕事は多くない

日仏協会のページや商工会議所のページで募集があったりしますが、1年留学したくらいの語学力では他のライバルに勝てないと思います。よほど一生懸命勉強してC2レベルまで到達していれば問題ないでしょうが。。。私はB1〜2までしか上がらなかったです。よく「3ヶ月の留学でペラペラに」なんて人がいますが、天才なんですかね。または私の努力不足か。。。

帰国後の費用も準備しておく

帰国後、半年間の生活費は残してありました。仕事がすぐ決まらなかった時の為です。実際は妻が先に働き始めたので良かったですが、あまりに落ちまくるので「1年くらい掛かるかも」と弱気に思った事もあります。

まとめ

・帰国後、日本で働くリカバリープランを考えましょう。
・書類、対策は早めに。帰国前でも出来る事は沢山あります。
・「せっかくフランス語を勉強したのだから」という拘りは捨てましょう。
・帰国後の就職活動も含めた余裕のある資金計画を立てましょう。

2013年10月1日火曜日

フランス語をゼロからスタート!!私がフランス留学中に使っていた参考書まとめ

はじめに

私は渡仏前にほとんど勉強、準備をしていませんでした。留学中はフランス語のテキストをメインで勉強していましたが、日本で買ってきた参考書も使っていました。テキストは世の中に山ほどあるので、ご自分にあったものをお使いになられると良いと思います。今回は私のケースという事で紹介させて頂きます。

発音

人間は自分が理解できる音を聞きとったり、話す事ができる、という理論を唱える方がいらっしゃいます。私は学者ではありませんので、詳しい事は分かりませんが、発音をしっかり練習する事によって必ず語学力が伸びると思います。


コメント

母音、子音、二重母音、と次々に進み、豊富に練習できるが、淡々としているがゆえに単調になり、退屈になる時がある。不屈の精神を持った方には向いていると思います。私はこれをエンドレスでリピートさせて移動中にブツブツ言っていました。相当怪しいアジア人だったと思います。

単語

単語に関しては日々授業で配られるプリントをノートに貼ったり、授業で初めて知った単語を辞書で調べて日々見直していました。それ以外に単語帳として使っていたのは以下の2点です。


コメント

音読フランス語は英語でいうとZ会の速読速聴英単語のようなものです。短い文章を読んで文脈の中で単語を覚えていくので中々良いです。
もう片方の本は画像と一緒に名詞を覚えられる点が優れています。。パソコンや車、洋服のデザインが古かったり、細かく見て行くと読み物としてもなかなか面白いです。

文法

文法については清岡 智比古先生の、、、は使わずフランス語のみの硬派な文法書を使いました。事前に日本語の文法書は一冊もやっていなかったので、文法はコレで叩き込みました。

コメント

左が文法書で右が回答編です。初級、中級、上級とあるので初級から始めるとやり易いかも知れません。

瞬間仏作文

瞬間仏作文も教材はコレくらいでしょうか。他にもあると思いますが英語教材と違ってあまり選択肢がありません。

コメント

広く網羅されていると思いますが文章は少なめです。瞬間英作文でいうどんどん、スラスラ、ポンポンのようなおかわり教材がありません。この教材が終わったら追加教材は自作するしかない、という状況になりそうです。

多読

ここから先は人それぞれ。お気に入りの本を選ぶと良いと思います。(もし難しすぎれば子供向けの絵本が良いと思います。)私は村上春樹が好きだったので、日本語の小説とフランス語のペーパーバックを平行で読む事によって辞書を引く手間を省き、苦行を少しラクにしました。辞書なしで多読する、わからなくても止めない、という点に同意はしますが、そもそも分からない単語が沢山あると全くストーリーを掴めません。かといって辞書を引けばスピードが落ちてつまらなくなります。そこで平行読みです。これなら分からない単語が多くても理解出来ます。
La fin des temps 世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
Kafka sur le rivage 海辺のカフカ

いかがだったでしょうか。他にも購入した書籍はありましたが、特にオススメなものをご紹介しました。参考にして頂ければ幸いです。是非書店に足を運んで本を手に取ってみて下さい。

2013年8月4日日曜日

勝手にオススメ!!!私がフランス滞在中に聴いていたJAZZ

フランスで流行っているジャズを聴くならフランスのTSF JAZZがオススメ

フランスで良く聞くのはTSF JAZZ。ipadとかのラジオアプリで良く聴いていました。留学中に毎日のように流れていて、耳にこびりついている曲が2曲ありますので、貼付けておきます。


Remi Panossian Trio / Runaway

南仏のピアノトリオ。一時はヘビーチューン過ぎて1日に何度もラジオから流れていました。アルバムの中ではこの曲が一番好きですね。


Rusconi / Tempelhof

スイスのルスコーニ。スイスというお国柄、オフィシャルサイトには英語だけでなく、ドイツ語、フランス語も記載があります。ヨーロッパとアジアを中心に200カ所以上でライブを行ってきたそうです。2013年ドイツで開催された、2013 Echo AwardsでLive Act of the Yearを受賞。


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2013年8月3日土曜日

留守の際、隣人に鍵を渡すフランス人

え?鍵って他人に渡すの?

これは衝撃でした。最初は地域によるのかと思いましたが、ヴィシーでもブレストでも同じだったので、ほぼ間違いないでしょう。唯一パリだけはホームスティをする機会がなかったので分かりません。しかし、日本とはまた異なった価値観だと思います。


長期の旅行などで家を空ける際にはご近所さんに鍵を渡す

日本ではよっぽど仲が良くないと鍵を渡す事はないと思います。せいぜいヘルパーさんやお手伝いさんでしょうか。でもフランス人はご近所さんに鍵を渡します。それも、ただ渡すのではなく、こんなお願い事までしていきます。


猫に餌をあげて欲しい

これはヴィシーのとあるホストファミリーのケースです。友人が旅行に行くので、鍵を預かりました。そしてその家に行って指定された場所にある缶詰を猫にあげ、新しい水に替える、というミッション付きです。ブレストでお世話になったホームスティ先では隣の家に広い庭があって、その羊達に固くなったバゲットを毎日あげてほしい、というお願い付きでした。その後、お礼として羊の肉を頂いたそうですが、、、うん。なんとも。


普通のお願いもありました、、、が

あるケースではメチャメチャ金持ちの家で、泥棒が心配だからと私のホストファミリーに鍵を渡して、何か怪しい事があったら、家の中に入ってくれ、というお願いもありました。もし本当に泥棒で大変な事になったらどうするんでしょうか。結構荷が重い仕事です。


日本人とフランス人の感覚の違いは面白い

細かい事を挙げるとキリがないですが、このような感覚の違いは非常に面白いです。パリに住んでいた際、困っていた事があって、意を決してお隣さん家をピンポンしたら、親切に色々教えてくれて、困った事があればいつでも聞いて、とまで言われました。懐まで入れば本当に暖かい国民だと思います。

2013年8月2日金曜日

パリのコインランドリーでの体験

フランス人は冷たい?誰がそんな事言った

ステレオタイプな考え方ですが、日本人やドイツ人は真面目だとか、アメリカ人は陽気で大雑把とか、タイ人はいい人が多くて常に笑顔、とか、留学して、確かにそういう傾向はある、と思いました。が、パリのコインランドリーでこんな事がありましたので、一応、記録しておきます。


エピソード1 残りの乾燥時間を気前良く

いつものようにコインランドリーで教科書を読んで勉強していると、あるフランス人男性(たぶん学生っぽい)に声を掛けられました。どうやら、乾燥機のコインを入れ過ぎてしまったらしく、まだ10分くらい乾燥時間が残っているから使ってね、というなんとも親切なお話でした。6分で50セントなので小銭をチップで渡そうとしたら、要らない、と。カッコ良過ぎます。たった50セントだし、男から男へのプレゼントだし(ゲイだったら有り得るが。。。)、とにかく親切な人でした。


エピソード2 若いカップル

洗濯機を持っていても、大きなものをコインランドリーで洗濯するフランス人もいるようです。ある日、いつものコインランドリーで待っていると、乾燥機から取り出したシーツを二人のカップルが仲良く畳んでいました。二人で端っこを持って、近づいて端と端を合わせる度にキス。また畳んではキス。と何回もチューしているのを見て、赤面してしまいました。改めて愛の国なんだ、と思いしらされます。


エピソード3 忘れ物

一人のフランス人が乾燥機から洗濯物を取り出し、お店を出た後、次に使う人が中身を確認して、靴下を発見、彼を追いかけて靴下を渡していました。やっぱ親切だなぁ。パンツだったら恥ずかしいけど。

2013年8月1日木曜日

パリのコインランドリーは最強の社交場

コインランドリーは交流のチャンス

神経質な私は常にコインランドリーから離れません。パリは盗難が多いので、常に監視しています。が、よく考えたら高級な洋服は持っていなかったですし、濡れたパンツとか持っていって何の得があるでしょうか。でも、やっぱり性格は変えられないので、いつもコインランドリーでフランス語の教科書を読んでいました。


気さくなフランス人はかなりの高確率で話しかけてきます。

私が住んでいた通りにはアフリカ系移民専用のレジデンスがありました。なので、毎週どこから来たかは知らないけど『新入り』が来ます。そして、毎度使い方が分からず、私に聞いてきます。毎回聞かれるので、レジデンス内で『アジア人の店員がいる』と噂、間違えられていると思っていました。彼等のフランス語は流暢です。私は下手なフランス語で頑張って説明します。そして世間話が始まります。


あるアフリカ系移民の話

私がいつものようにコインランドリーで洗濯物を洗って本を読んで待っていると一人のアフリカ系の男が話しかけてきました。どうやら大きいお札しか持ってないので、両替できないか、と。私はパリに住んでいた時は常にリスクを考えて小銭しか持たないようにしていたので、近くの普通のお店を紹介して、そこで両替してくるように言いました。本当に困っていたのは見れば分かる話ですが、見ず知らずなので、一応断ります。(でも実際は良い人だった。ごめんなさい。)


両替して帰ってきた

で、彼は帰ってきてマシーンと格闘。私よりフランス語できるはずだし、壁に書いてあるんだけど、と思いながらもやり方をレクチャーする。そんなやり取りをしながら、彼はこんな事を話してくれた。


フランスで車を仕入れてアフリカに売っている人だった

名前も聞かなかったが、確かアルジェリアの人だった。彼はフランスで中古車を仕入れて、アフリカへ輸出をしているんだとか。日本車は丈夫で品質が良い。アフリカでも需要があるし、高値で売れるそうだ。そんな話をしながら、いろいろ彼のビジネスを話してもらった。私は当時WEBの仕事でフランスに滞在を目論んでいたが、語学力が基準に達せず、諦めてしまった。異国の地で必死にビジネスをしている彼等は本当に凄いし、尊敬する。


ちょっと敷居は高いけど

コインランドリーは良い出会いの場です。特に何人かのフランス人が話している中に入り込んでいくのは勇気がいります。でも、留学生っていうだけで暖かく接してくれるものです。下手でも頑張って何かを伝えればコミュニケーションはできます。かつ、親日家は多いので、日本人という事そのものが最大の武器です。コインランドリーに行く度にフランス語の特訓ができます。


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