はじめに
私は渡仏前にほとんど勉強、準備をしていませんでした。留学中はフランス語のテキストをメインで勉強していましたが、日本で買ってきた参考書も使っていました。テキストは世の中に山ほどあるので、ご自分にあったものをお使いになられると良いと思います。今回は私のケースという事で紹介させて頂きます。
発音
人間は自分が理解できる音を聞きとったり、話す事ができる、という理論を唱える方がいらっしゃいます。私は学者ではありませんので、詳しい事は分かりませんが、発音をしっかり練習する事によって必ず語学力が伸びると思います。
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母音、子音、二重母音、と次々に進み、豊富に練習できるが、淡々としているがゆえに単調になり、退屈になる時がある。不屈の精神を持った方には向いていると思います。私はこれをエンドレスでリピートさせて移動中にブツブツ言っていました。相当怪しいアジア人だったと思います。
単語
単語に関しては日々授業で配られるプリントをノートに貼ったり、授業で初めて知った単語を辞書で調べて日々見直していました。それ以外に単語帳として使っていたのは以下の2点です。
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音読フランス語は英語でいうとZ会の速読速聴英単語のようなものです。短い文章を読んで文脈の中で単語を覚えていくので中々良いです。
もう片方の本は画像と一緒に名詞を覚えられる点が優れています。。パソコンや車、洋服のデザインが古かったり、細かく見て行くと読み物としてもなかなか面白いです。
文法
文法については清岡 智比古先生の、、、は使わずフランス語のみの硬派な文法書を使いました。事前に日本語の文法書は一冊もやっていなかったので、文法はコレで叩き込みました。
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左が文法書で右が回答編です。初級、中級、上級とあるので初級から始めるとやり易いかも知れません。
瞬間仏作文
瞬間仏作文も教材はコレくらいでしょうか。他にもあると思いますが英語教材と違ってあまり選択肢がありません。
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広く網羅されていると思いますが文章は少なめです。瞬間英作文でいうどんどん、スラスラ、ポンポンのようなおかわり教材がありません。この教材が終わったら追加教材は自作するしかない、という状況になりそうです。
多読
ここから先は人それぞれ。お気に入りの本を選ぶと良いと思います。(もし難しすぎれば子供向けの絵本が良いと思います。)私は村上春樹が好きだったので、日本語の小説とフランス語のペーパーバックを平行で読む事によって辞書を引く手間を省き、苦行を少しラクにしました。辞書なしで多読する、わからなくても止めない、という点に同意はしますが、そもそも分からない単語が沢山あると全くストーリーを掴めません。かといって辞書を引けばスピードが落ちてつまらなくなります。そこで平行読みです。これなら分からない単語が多くても理解出来ます。
La fin des temps 世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
Kafka sur le rivage 海辺のカフカ
いかがだったでしょうか。他にも購入した書籍はありましたが、特にオススメなものをご紹介しました。参考にして頂ければ幸いです。是非書店に足を運んで本を手に取ってみて下さい。