2013年6月18日火曜日

パリ蚤の市で鍛えるガチの交渉力

交渉大国フランス

フランスは交渉が大事です。かくいう私も語学力がつたないので、上手ではありません。もう少し話せるようになったら、もっと良い結果が出せると思うのですが、今回は私が蚤の市で実際に行っていた値引きの作戦を紹介します。


マズはゴネよ!!!

これはブレストにホームスティしていた時にホストファミリーから頂いたアドバイスです。レンタカーを借りようとしていたのですが、フランスではインターネット価格と電話価格があるらしく、電話で交渉した方がいい条件で借りられる事があるんだそう。値段だけではなく、走行距離を無制限にしてもらったり、フルプロテクションのオプションをつけてもらったり、同じ金額で大きめの車種にしてもらったり、と色々あるんだそう。実際にインターネットの価格と電話、現地の価格が微妙に異なっていた事もありましたので、これはワリと本当だと思います。


まずは世間話から。要フランス語

さて、蚤の市の話に戻します。お目当ての商品、お店が見つかったら、まずは店員さんに話しかけます。挨拶は必須。その後に今日の天気やら、お客さんは沢山来てるの?とか、次はいつ、どの場所で出店するの?とか聞いてみます。大体が話好きなので、コッチが聞いていない話まで話してきます。


商品を褒める、そして店員さんの趣味を褒める

少し話をした後に目当ての商品とは別の商品をダシにして、その商品を褒める、店員さんの集めてきた素敵な(?)商品を褒めます。どのように仕入れてきたのか、とかストーリーを聞き出します。


欲しい商品がある旨と希望額を伝える

ちなみに、、、と話を切り替え本当に欲しい商品の金額を聞き出します。その際、大事なのは自分が欲しいと思った金額を伝える事です。希望とおりでかなり安ければそのまま買いましょう。例えば2ユーロを50セントにってのも交渉次第で可能ですが、お互いあまり気持ちいいものではありません。


値切ったら基本は買う、でもお店の提示価格に納得できなければ素直に断る。でも感謝の言葉は忘れずに

会話が弾んでいれば、かなりの確率で気前よく値引いてくれます。でも希望とおりではない場合は素直に断りましょう。一応値引いたら買うのが暗黙のルールですが、自分の希望額とかけ離れている場合は自分の目利き力がないか、吹っ掛けられているか、のどちらかですから、本当は価値が高いのに、法外に安い値段でお願いしていたかも知れませんし、自分が価値が分からず、実際よりも高い値段になっているか、という事もありえます。いずれにせよ、一番大事な事は自分がその値段で欲しいと思うか、に尽きると思います。とにかく感謝の言葉を忘れずに言って去りましょう。


私が実践していた作戦を紹介します

絶対にコレで値切れる、という保証はありませんが、私が気をつけていたポイントを紹介します。


作戦1 2つでいくら?作戦

お目当ての商品が二つあった場合、2つでいくら、と交渉してみましょう。商品にもよりますが最低でも1ユーロは値引いてくれます。


作戦2 ちょっとだけ、ココが汚れてるんだよね。ココを治すのにお金かかるなぁ、とゴネる

フランス人と日本人の新品、中古の感覚はかなり異なります。日本人は中古になった途端に価値が大きく下がります。対してフランスでは使えるものであれば中古であっても結構な値段になったりします。実用的かどうか、というのも結構大事で、錆びていても工具系は比較的値段が高かったです。ですから、交渉するには相手が納得するような理由が必要です。一部分が壊れていれば、その部分を修理するから、値引いてもらえないか、とお願いします。あまり商品にケチをつけるような言い方だと怒ってしまうので、「この商品、気にいってるし、欲しいんだけどな、でもここ直さないといけないからなぁ」とわざとらしく言うと、引いてくれる場合があります。


作戦3 予想よりマケてくれたらカフェ一杯分を上乗せして払う

相手も同じ人間です。予想よりも沢山値引きが出来たら、1〜2ユーロを上乗せして「ありがとう。これでコーヒーでも飲んで。」と言うと気持ちが良いものです。内心は「このヤロー、値引きやがって」と思われてるかも知れませんが、またそのお店を利用するかも知れません。次の交渉の為に気持ちよく帰りましょう。そもそもこちらの希望金額を飲めない場合は断られるのですから、希望額で購入できた時点で「仕方ないけど」とは思っていても交渉は成立しているのです。


作戦4 時間を改める、日を改めて再アタック

これは現地に住んでいるか、長期滞在社向けですが、どうしても希望額にならなければ諦めて帰りましょう。後日アタックする為に相手の名刺をもらっていたりすると役に立ちます。いつでも同じ蚤の市に出店しているとは限らない業者さんもいるので、次にどの市場に出店するのか事前に聞いておきましょう。


いかがでしたでしょうか。以前、旅行で買った時は交渉すらしなかったのですが、フランス語で交渉するとかなりの確率で値引いてくれます。フランス人にも「日本人はそんな事いわないよ〜」と苦笑されましたが、フランス人はかならず交渉します。また、蚤の市だけでなく、一般のお店でも値引きに成功した事があります。古着屋、靴屋などでも応じてくれました。スーパーや大手のお店などバーコードで管理されているお店は難しいと思いますが、意外とあっさり引いてくれたので、試してみて下さい。

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