蚤の市で手に入る古着
蚤の市の中には個人で出店している人もいます。そんなマダムが若かりし時に買った洋服達。そんな洋服達が蚤の市に出ていたりします。先日、妻が仕立て、生地のよさそうなオレンジのコートを20ユーロで見つけてきたのですが、気になるのはそのライン。今と昔では同じ38、40といったフランスのサイズでも微妙に違っているようなのです。だから、古着屋さんでも『えっとサイズは』といいかけると『いいから着ろっ、そっちの方が早い』となります。
ダメ元で中東系のお直し屋さんへ
帰国した後で考えよう、そう思っていましたが、日本のお直しって高かったような気がしましたので、とりあえず値段だけでも聞こう、と近所の中東系のおっちゃんの所へ持っていくと『20ユーロ』という回答。え?安くね?コートだよ、コート。しかも日本に帰るから早くして欲しい、とお願いすると『2日後に来い』どういう管理をしているのか分からないけど、行ってみると約束とおりできていた。特急料金払ってもいいと思っていたのに、料金は最初の約束通り20ユーロ。しかもラインがちゃんと修正されていて凄く良くなった。これでまた着れる。トータル40ユーロで購入できたと思えば凄くいい買い物でした。ま、ゲリソルなら10ユーロでコート買えたりしますがね。
物を大事にする(ケチ?)フランス人
そのおっちゃんのお店にはGAPとかZARAとか、いわゆるファストファッションも沢山持ち込まれていました。こちらの国民は皆、物を大事にします。中古の商品も安いし、お金がなければみんな中古で服を買って、自分なりにファッションを楽しんでいます。日本ならファストファッションの洋服は捨てる事が多いですが、フランス人は最後まで諦めないですね。もちろん上の階級の人達は新品で買ってると思いますけど。また、コレは私の仮説ですが、日本は捨てる文化でお直し需要が少ないから、料金が高い、料金が高いから捨てる、の循環で、こちらはお直しの需要が沢山あるから料金も安い、料金が安いから、皆新品を買わずにお直しをして大事に使い続ける、そんな傾向があるのではないかと思いました。こういう国民性の違いを直接肌で感じる事も楽しいです。
まとめ
とりあえず洋服、靴、時計、修理できそうなものは値段だけでも聞きに行ってみましょう。
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