パリ・カトリック学院の大学付属語学学校に入学する際のメモです。代理店は通さずに自分達で手配しました。ただし今回のケースはあくまでパリ・カトリック学院の大学付属の語学学校にワーキングホリデービザで入学する場合です。それ以外のケースについてはわかりませんので、代理店などプロにお任せするか、大学側へ問い合わせをされて下さい。
以下のサイトから登録できます。
パリ・カトリック大学
クレジットカードで支払いを済ませ、学校から指定された日に証明写真、最終学歴証明書(英語)、パスポート、本登録、支払い用クレジットカードなどを用意して学校へ行きました。しかし最終学歴証明書は不要でした。学生ビザではなくワーキングホリデービザであったからだと思います。大学側が危惧しているのは不法滞在者ではないか、学生ビザなのに最低受講時間が満たされていないか、だと思います。ワーキングホリデービザであれば期限内であれば合法的に滞在できるので、そのあたりの書類のチェックは学生ビザに比べて甘かったのだと思います。ソルボンヌ大学の大学院に入ろうとしていたコロンビア人は本国から戸籍抄本を取り寄せなければいけない、、、と面倒がっていました。
品質
講師陣は皆、個性があって楽しく授業を受けられました。ただ、カヴィラムやシエルのように週単位でクラスを変更する事はできません。最初の1週間くらいでレベルが合わないので変えたい旨を先生に交渉すると変更できる場合があります。これは私立の語学学校ではなくセメスター制からだと思います。1ヶ月単位の講座は取得していませんので、このあたりは分かりません。時間が経てば経つ程変更は難しくなっていきます。私達が受講した時は文明講座と呼ばれる講座がどれも満席で選べなかったのが不満でした。なので語学レベルが高い方が選択肢が増えてよいと思います。最初にテストを受けて入学時点のレベルを判断されます。このレベルを元に文明講座を選びます。映画、美術史、哲学、フランス料理、フランスのテレビ、など様々な講座があります。
費用
セメスター制(約4~5ヶ月。日本でいう前期、後期)を選べば私立の語学学校より費用は押さえられます。1ヶ月ごとの場合は他とあまり変わらないです。ただ、パリの物価は高く誘惑も多いので、費用を抑えて勉強に集中したい場合は絶対に地方がいいと思います。
環境
大学は6区のサンジェルマンデプレ地区にあり、非常にアクセスも良く、近くにおいしいパン屋、雰囲気の良いカフェがあります。大学の学食は規模の割りには狭いです。図書館は静かで勉強に集中できますが有料です。個人的な意見としては申し込む必要はありません。申し込んだ後で後悔しました。家で勉強すればいいですし、授業料を払っているのになぜ図書館代が別なのでしょうか。入学した後でも購入する事ができますので、必要な場合は後で実際の図書館を見た上で決めればいいと思います。また、パリには公共の図書館があり、そのような環境でも勉強は出来ます。私は音読の勉強が重要だと思っているのですが、大学の図書館には「シーおじさん」(私が勝手につけたあだ名です)がおり、静かにしないと「シーおじさん」に注意されます。ですので、自分でやりたい勉強が図書館では出来ませんから、必要はありませんでした。
まとめ
パリの良いところはアルバイトやエシャンジュ相手(日本語を学びたいフランス人)が地方都市より見つけやすい事だと思います。今、最初からやり直せるとしたら最初の3ヶ月を集中講座で詰め込み、以降はセメスター制で1週間の単位を減らした講座を受講し、家で勉強、エシャンジュに出かける方法が私には一番効率的な方法だと思いました。毎日学校に通う事によって話せるようになるわけではなく、日々の自習、下積みが大事だと思います。日本語を学びたいフランス人ではなく、普通のフランス人の友人、恋人が出来れば更に上達は早いと思います。
おまけ
ご自身でパリ・カトリック学院を申し込まれるのであれば、以下の記事を参考にして下さい。ただし代理店を通さないので、自己責任でお願いします。
フランスの留学 エージェント・代理店を利用せずにパリ・カトリック学院の申し込みを自分で手配してみる