2013年5月17日金曜日

短期留学の落とし穴?夏休み期間の語学学校は避けた方がいい?

夏に語学学校に来る外国人はチャラい???

これは完全に独断と偏見なので、一つの意見と思って下さい。全員ではないです。でも夏休みの外人どもはチャラいです。バカンスのついでに語学留学にきてます。他国の彼女を作ります。そして別れます(笑)


フランス語を学びに来たのに授業中に母国語を話し始める

別に真面目に授業を受けてくれればいいのですが、一番腹がたつのは授業の妨害。こちらはお金払って来てるのに、親御さんのお金で来ている若いクラスメイトに妨害されるとなんとも言えません。団体だと母国語で話し始めたりして、先生も注意するのですがラチがあきません。グループワークでポツンと入ってしまうと最悪です。どうしようもありません。


団体が来るような学校を避ける(実際は避けようがないので時期を選ぶ)

これは実際には難しいのですが、海外で言う所の長期休みの短期語学留学は避けた方がいいと思います。同じ資金を投入するならより効果的にリターンを得たいと思うのが本音です。私達は団体の学生があまりにも酷過ぎて一部の授業の返金を学校側へ申し出た所、あっさりOKが出ました。さすが交渉大国フランス。代理店に通すと『入金後の変更キャンセルはできません』とか返答が返ってくるのが常。自分達で手配するとこんないい事もあります。


  

もちろんメリットもあります

否定してばかりですが、いいことだってあります。短期間にできるだけ沢山の友達を作るのも夏季/冬季の休みの時期です。世界中から来るので刺激的ですよ。自分の目的に合わせた留学が出来るといいですね。

2013年5月14日火曜日

何でも自分で修理しようとするフランス人の気質

DIYはフランス人にとって当たり前の事

フランス人はよく『ものを大事にする』と言われます。例えば自分で出来る事は水道工事でも部屋の壁塗りでも何でも自分達でやります。アパルトマンの玄関に捨ててある家具があれば拾ってきてリメイクしてしまいます。他にも面白いケースでは山を一つ買って自分で自宅を建設している、というフランス人もいましたが見学しに行った時は既にプロジェクトが頓挫中でした(笑)。家の骨格、外装、内装もかなり完了している状態だったのですが、庭などが全然出来ていなかったですね。やる事がダイナミックです。

実際の所、、、

さて、これは仮説なのですが、フランス人の所得はそんなに高いわけではなく、特にパリでは住居費用が高いので、家具などお金の掛かるものは中古で購入したり、拾ってきたり、リメイクしたり工夫している方が多いのではないかと思います。パリ市内でキリスト系のお店(商品を寄付によって仕入れる)があるのですが、そのようなお店はめちゃくちゃ安いので大混雑です。そういえばお世話になったホストファミリーも部屋の壁を塗るのに全部プロに頼むと高いので、友人を家に呼んで一緒に作業する代わりに値引きをしたと言っていました。当然、私も手伝わされました(笑)。

カウチサーフィンでも気質は同じ

スペインのバルセロナで利用したカウチサーフィン(海外旅行者が、一般(時には法人)の家に宿泊させてもらう)もそうですし、パリで借りていた部屋もカウチサーフィンでした。でも、彼等は業者を呼ばずに出来るだけ自分で内装を修理します。その方が儲かりますから。でも話を聞いたら私の借りていた部屋は以前、荒くれどもが住んでいて警察が押し込んだ事もあり(笑)。弾丸やドアのこじ開けを防ぐためにドアの間に金属を埋め込んだ特別仕様、との事でした。でもドアの下に隙間ありましたけどね(笑)。家具は全部IKEAでしたが掛かりつけの天井まで伸びた本棚ユニットやら、よくもまあ自分で出来たな、というシロモノばかり。素人ですから塗装が微妙に下手だったり、水道のホースが曲がってついていたりしますが、気にしないのであればそこまで気にしなくても生活はできると感じました。

フランス人に見習いたい点

とある日、BRESTでお世話になっていたホストファミリーの自宅のシステムキッチンのオーブンが壊れてしまいました。日本なら速攻でサービス会社へ連絡します。でも、なにやら工具を持ち出してきて自分でシステムキッチンを分解し始めました。そして『わかった、ここが壊れているぞ』と叫んだ後にサービス会社へ連絡して修理を依頼しました。これはこちらの文化なのかも知れませんが、自分で箇所を調べて修理を依頼すると安く済む(場合がある)のだそう。また、お金が掛かるので、自分で修理できるものは極力自分で修理する気質のようです。壊れたら新しく買い替える、そんな私には耳の痛い話です。そんな影響があって日本に帰国してから要らなくなった家具をリメイクしたり、端材を利用して木製のファイルボックスや本棚を作りました。壊れても自分で修理できますし、愛着もわきますね。その後は引越先の洗濯機の水栓を自分で交換してみました。なんでもやってみるものです。思ったよりもうまく出来ました。もちろんリスクがありますので、工具と準備をしっかりとされる事をオススメしますが。。。

フランス人に見習って自分でやってみました。なんとか、、、なった

悲しいホーススティ先の実情

ホストファミリーは皆親切???

大体ホームスティをすると良い体験を聞きますが、そんな事はありません。実際、お金儲けの為にホストファミリーをしている家族がいることもお忘れなく。勝手な印象ですがパリではホストファミリーでなくとも家賃の高さに学生などはシェアハウスをしたり、空き部屋を貸して家賃の足しにしているパリジャンもいます。こちらとしては語学がつたないので、何かしら話ができるだけで嬉しいものですが、冷静に判断しましょう。パリのホームスティで夜ご飯は別々、なんてケースもあります。そうすると会話の時間がありません。また私のホストマザーはよく彼氏の家に遊びに行ってしまい、会話の時間が取れない時もありました。また、空き部屋が沢山あるのでお金目的で3人〜4人の留学生を同時に受け入れている方もいました。同じ時間を過ごすなら沢山居た方が手間は同じだし、効率的ですよね。朝食もスーパーで最も安い食パン、期待していた料理も全部冷凍食品、なんて事もザラです。全ての方がそうとは限りませんが、そのようなケースもある事を頭にいれておきましょう。


他にもあるある、こんなホストファミリー

飯が異様にマズく、デリバリーのピザが滞在中一番ウマかった。地下のフリーザーに冷凍食品が満載。友人を招いたら食事費を人数分きっちり徴収。シャワーの時間が長い、と文句を言われた。一週間に2回しかシャワーを浴びさせてくれない。人種差別をされた。


もちろん相性もあります

同じ屋根の下、ウガンダ人の留学生と一緒に住んだ事があるのですが、とにかく家でフランス語を話しません。英語なら話せるらしいのですが、一切の言葉を発しないのです。ホストファミリーも『何を考えているのか分からない』と私に愚痴をこぼすくらいでした。また、私の妻はなぜか会話が盛り上がらないホストマザーであった為、学校側に変更を申し出た所、すぐに変更してくれました。幸い次のホストファミリーは非常に親切で会話が弾んだそうです。むしろ相手の話が終わらなくて困ったほど。私がBRESTに滞在していた時はイスラム教の留学生と一緒で、しかもラマダン時期でしたので私が寝る時間に彼がムックリ起きてきてご飯を食べていました。夕方頃はコーランを読んでいて、お祈りもしていました。そしてメチャクチャ甘い(マズい)中東系のお菓子を毎週買って来て、ホストファミリーも苦笑いしていました。


スティ先を変えたい、と思ったら悩まずにすぐに相談

ほとんどの語学学校では受付に相談すると快くホストファミリー変更の対応してくれます。なぜでしょうか。私の予想ですがこういったケースは頻発しているからだと思われます。なぜなら様々な国籍、宗教、習慣の違いを超えて一つ屋根の下に過ごすわけですから、当然沢山の予期せぬ問題が起きます。学生側から変更もありますし、ホストファミリー側からのクレームもあるでしょう。最初は印象が悪くなるかも知れない、なんでお金を払ったのに嫌な思いをしてまで過ごさないといけないのか、などなど変な気持ちが沸いてくるくらいなら、さっさと変更しましょう。留学生活を有効に過ごすには何事も主張が大切です。


どうしてもなじめなかったら

学生寮がある場合もありますので、学校に相談しましょう。今の現状を打開する、という姿勢も大事ですが、相性、というのも重要な要因です。また、3ヶ月後に打ち解けられるかも知れませんが、その頃にホームスティ終了、となると意味がありません。大事な事は滞在している期間で目一杯会話を行い、そして滞在を楽しむ事だと思います。少なくとも、う〜ん、私はもっといい方法があったと思っています。

2013年5月13日月曜日

留学中の荷物について

留学中の荷物はどうするか

実家暮らしの方は悩む所ではないのですが、私達は夫婦でしたので荷物をどうするか、を検討しなければなりませんでした。幸い、妻の実家にスペースがあったので、有り難く1年間置かせて頂きました。


荷物はできるだけ処分する

もともとテレビをみないので、37型くらいのテレビとBDレコーダーは友人に売りました。その他の冷蔵庫やドラム式洗濯機も売りに出したのですが、友人の中では買い手がつかなかったので、保管する事にしました。他にも不要なものはリサイクルショップで売ったり、不要なものを処分したり荷物を減らして引越代を浮かせました。


家電は故障するリスクがある

とりあえず日本へ帰国し、妻の実家にお世話になった後、引越先が決まり住み始めたのですが、家電は一つも壊れていませんでした。日本製って凄いですね。とはいえ購入してから全て5年以内のもの、当然と言えば当然か。。。しかし保管場所はプレハブハウスで夏場はかなり暑くなっていたはずです。どの家電もダメ元で動いたらラッキーくらいに思っていたのですが、全て動いたので本当にラッキーでした。しかし、壊れるリスクがもしあれば出国前の引越、帰国後の引越で2回運びますから、その物量だけ引越代に響いてきます。最も理想なのは全て手放してレンタカーで大事な荷物だけ段ボールで保管場所まで運ぶのが良いでしょう。


洗濯機には黒カビが発生する事も

我が家のドラム式洗濯機は電気は入ったものの、黒カビが発生しており、悪臭をはなっていました。そこでpanasonicから発売されている洗濯槽クリーナーを使って槽クリーナーでクリーニングすると、なんと臭いが一切なくなりました。帰国後に無事洗濯できております。このように1年間空いて壊れなくてもメンテナンスが必要になりますので、帰国後は各家電の掃除に精を出す事になります。


もしかすると、、、

学生ビザで渡仏したけど仕事が見つかって長期滞在、晴れて労働許可証を取得、なんてラッキーな事もあります。ですからレンタルスペースなどを借りるのはあまりオススメできません。留学中に荷物を全て処分して来たという捨て身の日本人もいました。パリでは家具付き物件も珍しくありませんし、出国前は荷物を減らして身軽になると帰国してからの生活の開始も楽になると思います。家電量販店で冷蔵庫や洗濯機の大物家電を新規購入すれば新居へ配送してくれますし、その分引越代が浮きますから。

2013年5月12日日曜日

パリ市内の超人気古着店 Thanx God I'm a V.I.Pでも免税(タックスリファンド)が出来た件

免税手続きって加盟店じゃないとできないの??

ヨーロッパの免税手続きの際に良く使われているのはグローバル・ブルー、インノバ・タックスフリー・グループ加盟店です。フランスでは外国人が同日、同一店舗で175ユーロ以上の買い物をすると付加価値税が免税になります。加盟店のシールが貼られていない場合でも免税用の用紙をお店側が持っている場合がありますので、お店に聞いてみると良いと思います。今回のケースは古着屋でも免税が出来た、というケースです。普通は高級ブランド品やお土産物屋さんで利用するイメージですが、そんな事はありません。古着屋さんでも出来ました。とはいえ免税手続きに慣れていないお店も沢山あります。今回はパリ市内の人気店Thanx God I'm a V.I.P(すげ〜名前だなぁ)で購入した際の手続きをまとめたいと思います。また、今回はたまたまウマくいっただけかも知れません。参考程度にして頂ければ幸いです。


加盟店で無くても免税できる場合がある

今回、元々免税できないと思っていたので普通に買い物していました。でも175ユーロ以上だったので、お会計の時にダメ元で、お決まり文句「DETAXE S'IL VOUS PLAIT デタックス・スィル・ヴ・プレ」とパスポートを提示するとなんとかやってくれそうな雰囲気になりました。しかし、店員が『ちょっとBOSSに確認する』といってBOSSに電話。『今来ているお客さん、○○ユーロの買い物なんですが、免税したいって言ってて、、、』と言った後にBOSSが登場、なんだ、内線じゃないか(笑)。


免税手続きの説明

BOSSが店員に代わって説明。『今から渡す書類に税関スタンプをもらったら空港のポストへ投函してくれ、切符も貼ってある』おお、親切ではないですか。しかし、この後が面倒。『Paypalのアカウント持ってるか?スタンプの押された書類を受け取ったらPaypalで免税分を送金する。手数料が安いから』と。私は反射的に『Oui』と言ってしまいました。が、冷静に考えるとちょっと面倒。Paypalのアカウントは持っていましたが、こちらとしても日本円にした際に手数料をたんまり取られるので乗り気ではない。でも過去にもスペインで宿を借りて保証金を返してもらった時はCITIBANKのマルチマネー口座へユーロを入金してもらった。海外送金はやっぱりめんどくさい。元々免税は期待していなかったので、まあよしとしました。


シャルルドゴール空港で手続き

免税品を持ってシャルルドゴール空港へ。税関でパスポートと書類を見せると、、、ものの数秒で『OK』。え?アンタ商品見てないじゃん。点数すら見てないよ。さすがフランス。担当者次第でこんなもんです。もしかしたら高級ブランド品じゃないからかも知れません。古着屋くらいでは目くじら立てないのですね。未使用品、という概念があったので、古着はどうかな、と思っていたのですが、できちゃいました。早速ポストへ投函。


帰国後、返金手続きで問題発生

日本へ帰って数日するとお店からメールが。『Paypalアカウントに入金ができない。スクリーンショットを添付するから確認して欲しい』と。そもそもPaypalはパリのアパートに入居する時の保証金を入金する為にアカウントを作っただけで、あんまり使っていなかったのです。設定を良く確認すると受け取り通貨の設定があるので、これにユーロを追加する形で対応し、設定を完了した後に完了の旨を返信しました


問題発生、その2

ちゃんと調べていなかった自分が悪かったのですが、そもそも通常のアカウントでは入金には対応していません。その為、Paypalのアカウントをプレミアにアップグレードしました。その後、ようやく入金確認が取れました。あーよかった。


まとめ

1.古着でも免税できる場合がある。まずはお店に聞いてみましょう
2.書類にスタンプをもらったら忘れずにポストへ投函
3.入金されるまでが免税手続き、しっかり設定を確認をしましょう

いかがでしたでしょうか。お店の人が教えてくれたのですが、日本人で2人くらいお得意さんがいるようです。また、以前、免税手続きをしたけど、空港で手続きを忘れてしまった人がおり、免税手続きが出来なかった、という話も聞きました。お店側もスタンプが無ければ手続きは出来ませんので、手続きは確実に行いましょう。このような手続きが面倒だから店員さんがBOSSに判断を仰ぐのかも知れません。175ユーロギリギリだとダメって言われるかも知れません。同じ日にアメリカ系の人が1,000ユーロくらい買い込んでいるのも見ましたし、お得意さんなら確実にやってくれると思います。あくまで一つの参考まで。


注意点

フランスでは店員によって対応がブレたりする事が良くあります。このケースもたまたま出来ただけで全ての方の免税を保証できるものではありません。本記事の閲覧によって生じたいかなる損害にも責任を負いかねますのでご了承ください。

フランス滞在中に(できるだけ)日本人観光客とバッタリしない為の方法

海外旅行の醍醐味といえば

パリで日本人に遭わない、というのは難しい話ですが、海外旅行の気分に浸る一つの要素として日本人が少ない、というのも大事な要素の一つになると思います。最近ではブログやWEBサイトも充実してきて、結構な秘境に行っても日本人に遭遇する事があります。一番面白かったのはアーモイタリアさんのブログを参考にイタリア、ナポリを旅行したのですが、紹介されていたお店は完全に日本人対応化していて、メニューも日本語があったり、アーモイタリアのWEBページのコピーもあって、ちょっとヒきました。しかもフランスのガイドブックに載っていたお店の方が安くて美味しかった。残念極まりない。


地○の歩き方を読まない

正確には高くて買えない(笑)です。ダイヤモンド・ビッグ社さん、ごめんなさい。なんとパリのジュンク堂で地球の歩き方を買うと日本の約2倍の値段になります。なので勉強も兼ねて(しかたなく)フランス語のガイドブックを買います。ロンリープラネットでも面白いかも知れませんね。


日本のガイドブックとフランスのガイドブックの違い

皆様コルス(コルシカ)島をご存知でしょうか。あのナポレオン・ボナパルトが生まれ、流刑された島です。フランス人の9割くらいが大好きなんじゃないかと思うくらいの屈指の観光エリアです。しかし、日本のガイドブックでコルシカ島を調べると南仏コートダジュール編で見開きたったの2ページ(笑)。しかもPietra(ピエトラ)というコルスの地ビールを紹介していたり、観光情報か?と思える内容の薄さ。それもそのはず。日本から行くと直行便はないですし、帰りの飛行機が飛ばない(風の影響)なんて事もあるそうですから、ツアーにも組み込みづらいのでしょう。フランスのガイドブックでは1冊のガイドブックになっているくらい、見所満載で本当に素晴らしい場所なんです。次にもしフランスに行ける機会が出来たら、パリをスルーして真っ先にコルス(コルシカ)島に行きます。


イタリアのナポリで、、、

イタリアのナポリに滞在していた時にどうしても『青の洞窟』に行きたい衝動にかられました。よくよく調べてみるとナポリから1つめの船に乗り、カプリ島についたら2つめの船にのって青の洞窟付近へ、最後に青の洞窟をくぐる為の小さな船に乗る、そしてチップ必要。と、ざっと見積もって二人で20,000円以上しそうな運賃、しかも冬は中に入れる確率が低い、と万が一見られなかったら泣きそうです。なので諦めてフランスのガイドブックを読んだ所、、、『あれ?カプリ島って、、、』そう、フランスのガイドブックにはオススメ印すらついていないのです。ケチなフランス人が高いお金を払う訳がありません。同じお金ならコルスのボニファシオやスカンダラのエリアでも洞窟に入って美しい水面を見る事ができます。(しかも洞窟内ではありませんが、別の場所で泳げる権利がついている船もある)。もちろん、パリのエッフェル塔やスペインのサクラダファミリア等、どこの国にも掲載されている観光スポットはあります。でもちょっと視点を変えるだけで、面白い観光スポットに出会ったり、そして日本人に遭う確率が低くなります。


他にもある、こんな面白い内容

たしかAvignon(アビニョン)に旅行に行った際だったと思うのですが、フランスのガイドブックを読むと『割引パス有り、1件目は普通の値段だが、2件目から半額(場所による)』 、と、ここまでは普通です。その後に『だからこの美術館を1番目に入れ、一番安い、その後2件目の美術館へ』と、Avignonの観光協会から怒られそうな内容ですが、こんな旅行者の立場にそった記事が書かれていたりします。


ロンドン旅行中に

食べる事が大好きな私達にとって最大の問題、それは食事。状況によってアパルトマン型のホテルを借りて旅行先で自炊したりもしますし、レストランを利用する事もあります。ロンドン滞在中に最も恐れていたのはイギリスのご飯のマズさ(正確にはコストパフォーマンスの悪さ)。お金を出せば美味しいものが食べられると思いますが、そんなに余裕もありません。フランスのガイドブックには『ロンドンで安くて美味しいレストランに行きたいなら中華街へ行け』と、なるほど。その通り中華街へ行くと正にその通りでした。他のレストランより安くて、しかもおいしかった です。ホテルの朝食も非常に残念なものだったので、ロンドンは食事より観光をメインに考える方がいいかも知れません。


海外のガイドブックだって同じ

語学の勉強の為にフランスで販売されている日本のガイドブックを読んだ時があったのですが、販売されているのは『TOKYO, KYOTO, OSAKA』となってしまいます。外国の方にも北海道や沖縄など、日本人が大好きな観光地にも是非、足をのばしてほしいですよね。また、日本のガイドブックを見ると各都道府県ごとに沢山のガイドブックが溢れています。ですから海外に旅行される時は是非、現地のガイドブックを手に取って自分だけの観光を楽しんで下さい。きっと驚きの発見があると思います。

海外に1年長期滞在して、スリ、置き引きに一度も遭わなかった私が教える自分の身を守る法

海外は危険がいっぱい

海外留学なんて響きは良いですが、本当に危険がいっぱい。留学仲間でもiphoneが取られた、なんて話はザラ。スーツケース取られた、鍵を3つ付けたのに自転車を盗まれた、メトロで子供に囲まれて財布をすられた、ipodで音楽を聞いている間に気がついたらポケットから抜かれていた(イアフォンのコードが切られていた。)極めつけは、帰宅し、家の前で何者かに殴られてバックごと取られた、なんて凶暴な話も聞きました。また、ホームスティ先でも安心できません。ホームスティ先で時計がいたずらされて無くなった、なんてホストファミリーを信用できなくなる話も聞きました。学校の教室でも休み時間中に物を盗まれた、なんて話もあります。私は観光目的でパリの闇市に出かけていましたが、明らかに市内で盗んだと思われるiphoneが良く売りに出ていたものです。アフリカ系の移民が万引きしている現場も何件も見ました。このような状況ですから、盗まれたものはまず返ってこないでしょう。


海外留学1年で一度も被害に遭わなかった私の体験

一概に全員に当てはまるかどうかは分かりません。が、確実に事故率は減らしてくれるはずです。事実、私は夫婦揃って一度もこういった被害には遭いませんでした。私の気をつけていた方法を実践して、少しでも安全に海外旅行、留学を楽しんで頂ければと思います。


その1、ホームスティ先でもスーツケースに鍵、動かない場所にワイヤー錠をする

ホームスティ先にも危険はあります。例えばホストファミリーが結構ガサツで、どうせ何人も留学生が出入りするからと鍵を開けっ放しにしていたりします。ホームスティ先の人が物を盗る、というのはレアなケースですが、普段貴重品はスーツケースの中に入れて金庫変わりにしておくと事故は減らせます。もちろん使い勝手を考えると洋服を中にいれるのは使いにくいです。パスポートやクレジットカード、銀行のカードなどをいれて鍵をしておきます。ホームスティ中だけではなく、パリに住んでいた時も同じように対策していました。ホストマザーが掃除する時に気分を害さないか、私自身は心配していましたが、一度も突っ込まれる事はありませんでした。言われたら『信用していない訳ではないけどお互いの為』と言えば理解してくれるでしょう。それこそいろんな国の留学生を受け入れているので、結構なんでも受け入れてくれます。


その2、学校の昼休みでも常に携帯、財布、貴重品を持ち歩く

これも結構大事です。語学学校の休み時間に貴重品が何者かによって盗まれていた、というケースなのですが、これはパリ・カトリック学院で実際にあったケースです。大学、語学学校は一般の人でも入れますので、特にパリでは常に警戒しておいた方がいいでしょう。休み時間やちょっとの間でも貴重品を携行すれば万が一の事故でも嫌な思いをしなくて済む、これが一番のメリットです。クラスメイトを疑うなんて嫌です。


その3、街で署名を求めてくる輩は全て無視、歩くときも避けるように早く通り過ぎる

これはパリでよくあるケースですが、何かの慈善団体の著名をするように近づいてきて、他のチームがバックから財布などを盗む手口です。残念ですが自分の身を守るために無視しましょう。本物の団体もあると思いますが、リスクを軽減する為に相手にしないのが一番安全です。もし寄付をしたかったら自分で団体へ出向きましょう。


その4、喫茶店のテーブルの上には携帯、財布類を絶対に置かない、絶対に

これは日本だとよくやってしまいますが、絶対に、絶対にやめましょう。実際によくあるケースはパリのマクドナルドで『署名下さい』、もしくは『アンケートをお願いします』と近づいてきて、その用紙を携帯電話の上に持っていき、その隙に用紙で死角になっている携帯電話を盗む、というものです。これは本当によくあるので注意して下さい。


その5、(できるだけ)街で歩きながら携帯を触らない、もしくは電話をしない

これは結構難しいです。でもメールや電話をする時は必ず立ち止まって、背後に壁がある所まで移動して(ゴルゴ13のように)キョロキョロしながら電話、メールをします。友達といる時は怪しい人が近づいてこないか見てもらいましょう。私達は夫婦でしたので、常にどちらか相手が監視するようにしていました。友人から聞いた話ですが、携帯でメールを打っていたら、突然携帯をかっさわれた、電話をしている再中にその電話を無理矢理強奪された、というケースがあります。


その6、バックは体の前にくるもの、スーツケースも目を離さない、貴重品はカード、札、小銭など分散させ、絶対にポケットにいれない

滞在中の写真を見て面白いのが、バックを体の前に抱えている写真が多い事です(笑)。写真の仕上がりは残念ですが、滞在中は常に狙われていると自意識過剰になっていました。また、札、小銭、カードは分散させ、日によってはクレジットカードをわざと持ち歩かないようにしたり、小銭のみで出歩くようにしていました。これも万が一被害に遭った際に最小限にする為の工夫です。ピックポケット(スリ)という名前の通り、ポケットから貴重品を盗む輩をいますので、ポケットは常に空にしておきましょう。


その7、危ない地帯には近づかない、行く場合はパスポート、カード類を持たず、最低限の小銭だけを持って行く

私はパリの中心地より二桁の区が大好きです。中心地は買い物三昧の観光客だらけ、レストランも高級店ばかり。少し外に足をのばせば安くて美味しいビストロや個性的なショップが沢山あります。本当にパリは楽しい。しかし、残念ながら二桁の区、特にパリ北側の18、19、20区は犯罪も多い、というのも事実です。ですからこのような地区に出る時は派手な格好はせず、ゲリソルで買った3ユーロのズボンを履いて、いかにも金が無さそうな雰囲気で観光を楽しんでいました。


その8、そもそもメトロに乗らない

これも好き嫌いがあるので万人にオススメできませんが、私達夫婦は常にパリ市内を自転車で移動していました。雨が振りそうな日はVeribを使って、雨が振ったらメトロを使います。あくまで最後の手段にしていました。メトロは汚いし、スリもいます。そもそもメトロを利用しない事でリスクを大幅に軽減できました。でも、パリの市街地を自転車で移動する、という事は事故による死亡のリスクもあります。ここは自分が好きな方を選んだ方が良いでしょう。


一番大事な事は滞在自体は楽しむ事

細かい注意点はもっと沢山あるのですが、良くあるケースとそれを防ぐために気をつけていた事をまとめました。もし役に立ちそうなものがあれば取り入れて頂ければ幸いです。もちろん全てを実践して頂く必要はないですし、私もたった一年の滞在です。たまたま事故に遭わなかっただけかも知れません。また、一番大事なのは旅行、留学を楽しむ事です。ただ怖い怖い、とおびえていては全く楽しくないですし、リスクが見えれば気をつけるべきポイントも見えてきます。ぜひ楽しく滞在されて下さい。

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